スピッツ「春の歌」の歌詞の意味は「夢を追い続けてきたスピッツ(マサムネ)」

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こんにちは。

スピッツファンクラブ会員のにょ犬(@nyoken_box)です。

今回は「春の歌」の歌詞を紐解きます。

 

「春の歌」

収録アルバムは11th「スーベニア」

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スーベニア
J-Pop
スピッツ
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「春の歌」ってスピッツらしくないタイトルですね。

ヒネリがないくて、逆に異彩を放って見えます。

それでは歌詞を見ていきましょう。

 

前提「春の歌はマサムネとスピッツの軌跡を辿っている」

  1. マサムネとスピッツの軌跡を意識した歌
  2. 曲中の”君”は「自分の夢」を表す
  3. “春の歌”=「始まりを告げる音」

特に重要なのが①なので、スピッツの歩みを振り返りながら解釈していきます。

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1番:Aメロ「困難な道を的確な判断で乗り越えてきたスピッツ」

重い足でぬかるむ道を来た

トゲのある藪をかき分けてきた

食べられそうな全てを食べた

前提①でお伝えしたように、さっそくスピッツ成長の軌跡を示しています。

ただ、「バンド」などの具体的なワードを入れないため、聴き手ごとに自分の経験を投影できる。

「押し付けがましくない」という点はスピッツの歌詞が愛される理由の1つですよね。

 

1つ取り上げると、“食べられそうな全て”って歌詞がスピッツらしいです。

なんでもかんでも食べるのではなく、ちょっと吟味してみるっていう笑

 

スピッツの身長気質を表す一例をご紹介します。

インディーズ時代、スピッツにイカ天への出演依頼が届きました。

※イカ天→バンド勝ち抜きオーディションのTV番組。

 

しかし、スピッツは「どんな番組か見てから考える」と回答します。

インディーズバンドにとってTV番組出演なんて願っても無いことです。

ただ、本当にバンドにとって最善なのか。

いったん持ち帰るんです。慎重。

結局、番組の放送1回目を見て、「これは俺らに合わない」と正式にお断りしました。

 

1番:Aメロ「既存の夢の達成と更なる夢の出現」

長いトンネルをくぐり抜けた時

見慣れない色に包まれていった

実はまだ始まったとこだった

後半でもスピッツの軌跡が絡んできます。

スピッツがバンドとして立てた最終目標は、「新宿ロフトというライブハウスで演奏する」ことでした。

その後、紆余曲折を経て、ロフト出演の夢は叶います。

 

しかし、実際マサムネがライブ後に感じたのは

「まだできることがあったはずだ」

という少しの後悔と、

「今度はロフトでワンマンライブがしたい」

という更なる夢。

 

まさにこの時の感情を吐露していた歌詞と見えます。

  • “長いトンネルをくぐり抜けた”→暗闇の中を手探りで進むバンドの様子。
  • “見慣れない色”→目標達成時の華やかさ・不思議さなどが入り混じる感情。
  • “実はまだ始まったところだった”→次なる夢を探し始めていた。

 

1番:Aメロまとめ

重い足でぬかるむ道を来た

トゲのある藪をかき分けてきた

食べられそうな全てを食べた

長いトンネルをくぐり抜けた時

見慣れない色に包まれていった

実はまだ始まったとこだった

苦労しながら道なき道を来た。

糧になりそうなものは一通りこなした。

手探りで進んでいくと視界が開けた。

でも、思っていた景色とは違った。

また新しい景色を見たくなっていた。

 

1番:Bメロ「夢は諦めきれないから素直になれ」

「どうでもいい」とか

そんな言葉で汚れた

心 今放て

“どうでもいい”ですが、正確には「もうどうでもいいや」だと考えます。

夢からの「挫折・逃避」を表しているんですね。

しかし、後半2行では、

 

“どうでもいい”と言いつつ、夢を諦めきれないんだから、素直に心を解き放て。

こんなメッセージに聞こえます。

 

そして、”春の歌”=「始まりを告げる音」に繋がるのです。

 

1番:Bメロまとめ

「どうでもいい」とか

そんな言葉で汚れた

心 今放て

「もうどうでもいいや」と言いながら

諦めきれなかっただろう。

今、素直になれ。

 

1番:サビ「始まりを告げる音が鳴らして夢へ進む」

春の歌 愛と希望より前に響く

聞こえるか? 遠い空に映る君にも

前提③で述べたとおり、春の歌”=「始まりを告げる音」です。

僕はファンファーレのようなものを思い浮かべますね。

 

これが”愛と希望より前に響く”わけです。

言い換えると、「春の歌が響いた後に、愛や希望が響く(溢れる)」とイコール。

要は、「愛や希望は置いといて、始まりを告げる音を響かせよう」てことでしょうか。

 

そして、”聞こえるか?遠い空に移る君にも”では前提②が登場。

“君”=「自分の夢」でした。

遠い彼方にいる「夢を叶えた自分」にも、始まりを告げる音は響いたかな?

こんなステキな意味なんです。

 

1番:サビまとめ

春の歌 愛と希望より前に響く

聞こえるか? 遠い空に映る君にも

始まりを告げる音が鳴る

愛や希望は後から付いてくるよ

今はまだ遠い夢だけど

そこへ向かって進み始めた

 

2番:Aメロ「努力が報われるときが来た」

平気な顔でかなり無理してたこと

叫びたいのに懸命に微笑んだこと

朝の光にさらされていく

夢とセットで語られる「努力」の部分ですね。

「夢と努力」なんて綺麗事が嫌いなあなた、ご安心あれ。

マサムネ自身もヒネクレているので、ストレートには言いません。

実際、「努力」や「頑張ろう」みたいなワードは1つも出てきません。

  • 平気な顔でかなり無理してたこと
  • 叫びたいのに懸命に微笑んだこと

「努力」を匂わせる具体例を2つ並べているだけです。

これが「朝の光にさらされていく」のです。

 

つまり報われる時が来た。

マサムネの歌詞はポジティブのゴリ押しがないんですよね。

「いつか夢は叶う」とか「明日に希望を」みたいな表現じゃなくて、

「努力が朝の光にさらされていく」んですよ。

素敵ですね。そのときを信じたいです。

 

2番:Aメロまとめ

平気な顔でかなり無理してたこと

叫びたいのに懸命に微笑んだこと

朝の光にさらされていく

苦しいときも平気な顔を装って頑張っていた。

叫びたいほど辛いときも懸命に微笑んだ。

そんな努力が実を結んできた。

 

2番:Bメロ「諦めようとしてもずっと脳裏に同じ夢があった」

忘れかけた

本当は忘れたくない

君の名をなぞる

再び前提②

“君”=「自分の夢」なので、

  • “忘れかけた”→諦めかけた
  • “本当は忘れたくない”→心の底では諦めきれない
  • “君の名をなぞる”→夢を心に繫ぎ止める

と分かります。

1番のBメロと同じく、「諦めきれない」という意志が宿っています。

 

2番:Bメロまとめ

忘れかけた

本当は忘れたくない

君の名をなぞる

何度も諦めかけたけど

どうしても諦めきれなかった。

夢が叶う瞬間を心の中で繰り返した。

 

2番:サビ「始まりを告げる音が鳴れば愛や希望が生まれるから、自ら道を断つな」

春の歌 愛も希望もつくりはじめる

遮るな 何処までも続くこの道を

1番”愛と希望よりも前に響く”に対して、2番は”愛と希望をつくりはじめて”いる。

“春の歌”=「始まりを告げる音」が愛や希望をつくっているのです。

つまり、「始まりさえすれば、自然と愛や希望は生まれてくる」

ですからまずは始めましょうとマサムネは言いたいのではないでしょうか。

そして、ここまでの流れを踏まえると、”遮るな”は自分に向けた言葉。

せっかく続いている道を自ら断ち切るな。

いつになく力強いマサムネです。

 

2番:サビまとめ

春の歌 愛も希望もつくりはじめる

遮るな 何処までも続くこの道を

始まりを告げる音が鳴ると

愛や希望を生み出し始めた

夢へと続いている道を

「諦め」で閉ざしたりするな

 

Cメロ「本能のままだけど着実に夢へ進んでいく」

歩いていくよ サルのままで孤り

幻じゃなく 歩いていく

やっぱり注目は“サル”ですよね。

都民はサルが出てくるとビックリします。

住宅街に1匹現れただけで夕方のニュースを埋め尽くす。

これが歌詞を急襲したもんだから心臓止まります。

とはいえ、ここの”サル”は比喩。

 

人間といえど元はサル。

 

「本能的に進んで行くよ」と言っているのです。

人間であるがゆえに「諦め」という概念が出てくる。

だからいっそサルで行こうと。

 

さらに、”孤り”なのは、最終的に夢を追うも追わないも自分自身の決断だという暗示。

 

続く”幻じゃなく歩いていく”は、地に足をつけて夢を実現してきたスピッツだからこその言葉です。

「飛ぶ」などの逃避的な表現が多いマサムネが、”歩く”を強調するのは珍しい。

それほど決意にみなぎっていた歌なのです。

 

Cメロまとめ

歩いていくよ サルのままで孤り

幻じゃなく 歩いていく

本能の赴くままに進んでいくよ。

夢を見るだけじゃなく、夢に向かって進むんだ。

 

ラストサビ「始まりを告げる音は鳴り続け、まだ夢の途中だある」

春の歌 愛と希望より前に響く

聞こえるか? 遠い空に映る君にも

春の歌 愛も希望もつくりはじめる

遮るな 何処までも続くこの道を

1番と2番のサビを続けて終了。

「何処までも続くこの道を」という部分が、

「今もまだ夢を追い続けている」感じがして良いですね。

 

まとめ

ざっと振り返って超簡単にまとめてみます。

1番Aメロ:

苦労して目標を達成するたび新たな目標が見える。

1番Bメロ:

挫折を味わいながらも夢を諦めきれない。

1番サビ:

夢に向かって再び歩みだした

2番Aメロ:

これまで様々な努力をしてきた。

2番Bメロ:

何度も折れかけながら心に夢を繋ぎ止めてきた。

2番サビ:

自分で道を防ぐな。

Cメロ:

空想するだけでなく夢に向かって進むのが大事。

ラスト:

まだ夢の途中。

 

陳腐な表現ばかりですが、まあ要約と考えてください。

僕は2番の「(努力が)朝の光にさらされていく」という箇所が好きです。

スピッツは背中の押し方が素敵ですね。

にょ犬

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