スピッツ「みなと」の歌詞の意味は「幼い頃に別れた君と再会を願う男」

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こんにちは。音楽漬け人間「にょけん@nyoken_boxです。

今回は、スピッツ「みなと」の歌詞の意味を考察します。

2018年2月現在、最新シングルです。

 

「みなと」

収録アルバムは15th「醒めない」

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J-Pop
スピッツ
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ここ最近で1番の名曲ですね〜。

イントロのギターとシンバルで、緩やかに漂う波が頭をよぎります。

なんで風景を音で表現できるのでしょう。

感性おばけですね。

今回は歌詞の意味を考えていきます。

 

「みなと」は出会いと別れが交錯する場所

「みなと」発売時にMステ出演した際、マサムネがこんな発言をしていました。

タモさん「なんでみなとってタイトル?」

マサムネ「みなとは出会いと別れが交錯していて、題材に良いから」

 

マサムネの考える「みなと」のイメージが掴めました。

  • 出会い=迎える人と迎えられる人
  • 別れ=見送る人と見送られる人

一台の船が来ることによって、この2つが同時に起きると。

出会いと別れが並行して起こる場所って確かに珍しいですね。

みなとは出会いと別れが交錯する場所。

歌詞解釈にあたっては上記を踏まえて考えましょう。

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1番Aメロ「遠くへ旅立った君を想いながら港に1人佇む僕」

船に乗るわけじゃなく だけど僕は港にいる

知らない人だらけの隙間で立ち止まる

遠くに旅立った君に 届けたい言葉集めて

縫い合わせてできた歌ひとつ 携えて

マサムネにしては具体的な描写です。

前半2行は読んだままでしょう。

後半で少し物語が見えてきました。

僕は以前「君」を港から見送っていて、その後に想いを歌にしたんですね。

 

1番Aメロまとめ

船に乗るわけではないけど、僕は港にいる。

見送ったり迎え入れたりが多くある中で1人佇む。

遠くへ旅立った君に届けたい言葉がいっぱいあって、

想いを1つの歌にしたんだ。

なんかすでに切ねえぜ。。。

 

1番Bメロ「僕と君が離れ離れになったのは幼少期」

汚れてる野良猫にも いつしか優しくなるユニバース

黄昏にあの日二人で 眺めた謎の光思い出す

さすがマサムネ。

分かりやすいAメロから突然の意味不明Bメロ。

とにかく目を引く2つが以下ですよね。

  1. ユニバース
  2. 謎の光

この2つさえ解明できれば何とかなりそう。

 

とりあえずユニバースの意味を見ます。

 

宇宙…

 

汚れた野良猫に優しくなる宇宙…

 

 

???????

 

 

“汚れた野良猫”の意味を噛み砕く必要がありそうですね。

結論を言っちゃうと“汚れた野良猫”=「僕」でしょう。

マサムネは歌詞の中で自分を「猫」に置き換えることがあります。

 

そもそも「猫になりたい」って歌がありますし。

ロビンソンBメロの「呼吸を止めない猫」も自分自身を投影していると考えています。

ロビンソンの歌詞解釈に関してはこちら

 

今回は「汚れた野良猫」なので、どこか儚げでアウトローな雰囲気がしますね。

「君」と離れたことで、何かピースが欠けた気がしている「僕」を表現しているのでしょう。

そんな「僕」に対しても、いつしか宇宙は優しくなる。

要は「世の中は公平だからいつか良いこともあるよ」の遠まわし表現です。

マサムネ流の、そっと肩に手を置くような慰め方ですね。

決して強引に背中を押したりしないです。

イケメン紳士。

 

続いて”謎の光”

港の光といえば「灯台」と考えていいでしょう。

問題はなぜ「謎」なのか。

ここで1つの仮説を立てます。

それは「僕」と「君」が離れ離れになったのは幼少期であったということ。

灯台が何の役割を果たすのかも分からない頃だったので、「謎の光」と形容している。

この仮説で解釈を続けていきます。

 

1番Bメロまとめ

君を失くした僕にもきっと良いことは起こるだろう。

小さい頃、黄昏時に2人で眺めた灯台の光を思い出す。

ノスタルジーが爆発しています。

 

1番サビ「君と再会するべく毎日のように港で歌を歌う僕」

君ともう一度会うために作った歌さ

今日も歌う 錆びた港で

再び分かりやすい表現に戻ります。

幼少期に別れた「君」と再び会うために歌を作り、毎日港で歌っているんですね。

会えるはずもなさそうなのに

という点が切ない。

 

1番サビまとめ

君ともう一度会うために作った歌を

今日も錆びた港で1人歌うよ。

「君だけのために作った歌」ということですよね。

君まで届いてほしいです。

 

 

ちょっと小休止して振り返ってみましょう。

1番だけで、

  • Aメロ:分かりやすい
  • Bメロ:分かりにくい
  • サビ:分かりやすい

と緩急をつけているんですね。

 

Bメロで「ん?」と思わせて引き込んでからの「君ともう一度会うために作った歌さ」ですよ。

ストレートと変化球の名采配。

あっという間の三振です。

解釈に戻ります。

 

2番Aメロ「君が本当に存在していたのか確信が得られない僕」

勇気が出ない時もあり そして僕は港にいる

消えそうな綿雲の意味を考える

遠くに旅立った君の 証拠も徐々にぼやけ始めて

目を閉じてゼロから百までやり直す

ポイントは以下の通り。

  1. “勇気が出ない”は何を示す?
  2. “消えそうな綿雲”は何の比喩?
  3. “証拠がぼやける”とは?
  4. 何を”やり直す”?

これら全てを解決する考え方が以下。

僕の中で「君」という存在が揺らいでいる

これを前提に置くと、

  1. “勇気が出ない時”とはいつ?→君という存在がいたのか疑ってしまうとき
  2. “消えそうな綿雲”は何の比喩?→僕の中で存在が危ぶまれる君
  3. “証拠がぼやける”とは?→月日が経つにつれて君は幻ではないかと感じる
  4. 何を”ゼロから百までやり直す”?→君は存在していたと心の中で思い出を振り返る

何ということでしょう(ビフォーアフター風)

ご覧の通り。意味合いが通じます。

いつまで経っても再会できないので、君という存在自体を疑いだす僕。

そして、「君はいたはずだ!思い出せ!」と自らに問いかける。

 

ん?????

なんか既視感があるストーリー。

あ!!!!!!!

まんまこれじゃん。

「誰だ!誰だ!大事な人!忘れちゃだめな人!!!」

みたいなセリフもありましたし。

まぁ国民的映画に勝るとも劣らない歌ということで。

すいません脱線しました。

 

2番Aメロまとめ

君という存在を疑ってしまうときも僕は港にいる。

消えてしまいそうな綿雲に君を重ねているよ。

月日が流れるほどに君は幻だったんじゃないかなんて思えて、

目を閉じて必死に思い出を全部振り返っているよ。

 

2番Bメロ「君が帰ってくる気配はなく、思い出ばかりが蘇る」

すれ違う微笑たち 己もああなれると信じてた

朝焼けがちゃちな二人を染めてた あくびして走り出す

ここ。珠玉のパートです。

まず”微笑みたち”

微笑みって単語を複数形にしますか普通?

「微笑む人たち」っていいますよね。

ただ、”微笑みたち”と聞けば「微笑む人たち」が頭に浮かんでくる。

相変わらず語感のセンスが良すぎる。

 

次に、”己もああなれる”

「ああ」が何を指すのかというと、直前の”すれ違う微笑みたち”です。

「君が帰ってきて僕がそれを迎える。2人は幸せそうに微笑んでいる」

僕はこんな未来を信じてやまなかったのです。

 

さらに、”朝焼け”

ここで1番Bメロを思い出してください。

汚れてる野良猫にも いつしか優しくなるユニバース

黄昏にあの日二人で 眺めた謎の光思い出す

そう。1番では”黄昏”だった箇所が、”朝焼け”になっている。

黄昏時も朝焼け時も2人でいたんです。

どれだけ仲が良かったのか分かる。

そして、君は今日も帰ってこない。

分かっていたことなので、”あくびして走り出す”のです。

 

2番Bメロまとめ

すれ違う微笑たち 己もああなれると信じてた

朝焼けがちゃちな二人を染めてた あくびして走り出す

船に乗って帰ってくる人、それを迎え入れる人

そんな微笑み合う人たちとすれ違う。

僕と君もそんな風になれると思って疑わなかったよ。

小さい頃、朝焼けを2人で眺めていたことを思い出す。

君は今日も来ない。

分かっていたから、あくびして走り出すよ。

 

こんな長い意味をたった2行に集約させる。

マサムネの作詞能力が濃縮されています。

果汁20000%です。

 

2番サビ「君と僕を繋いでくれる歌を港で歌う僕」

君ともう一度会うための大事な歌さ

今日も歌う 一人港で

1番と似ているものの一部変化が。

1番は”君ともう一度会うために作った歌

2番は”君ともう一度会うための大事な歌

 

単純に会いたいが故に作った歌が、いつしか大事な歌になっていた。

どういうことでしょう。

 

僕は次のように考えます。

「会えない月日が長くて、この歌が君と僕を繋ぐ唯一のものになった」

すなわち

「この歌が無くなった瞬間に君と僕の関係は消えてしまう」

だから”作った歌”→”大事な歌”に転化したのではないでしょうか?

 

2番サビまとめ

君と会うための歌は僕と君を繋ぐ大事なものになった。

今日も錆びた港で1人歌うよ。

会えないと確信しながらも歌い続ける男。

涙を誘います。。。

 

まとめ

スピッツ「みなと」を3行にまとめてみました。

幼少期に離れ離れになった君に会いたい。

会えない月日が長すぎて君は幻だったのではないかと疑う。

それでも君との再会を願って来る日も来る日も港で歌う男。

切なさにキュッとなりますね。(涙がキラリ☆より引用)

本日は以上です。それでは。

 

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にょけん🐕

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