スピッツ「ロビンソン」の歌詞の意味は「幼なじみとの失恋?」

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こんにちは。

スピッツファンクラブ会員のにょ犬@nyoken_musicboxです。

今回は「ロビンソン」の歌詞を紐解きます。

 

「ロビンソン」

シングル総売上枚数は162万枚スピッツ最大のヒット。

 

収録アルバムは6th「ハチミツ」

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言わずもがな、スピッツの代表曲。

いや、日本の代表曲。

スピッツワールド全開の歌詞を、1つ1つ紐解いていきましょう。

 

ロビンソンは「誰も触れない2人だけの国」の国歌?

歌詞考察に入る前に、解釈に役立つロビンソン豆知識を紹介します。

 

①ロビンソンは《誰も触れない2人だけの国》の国歌

ハチミツ発売時のインタビューをまとめました。マサムネの発言を基に作っています。

正月明けまでに何曲か作るノルマがあった。

→年末年始に作曲作業。

→気分転換に一人で初詣に行った。

→歩き中「誰も触れない2人だけの国」という言葉が降りてきた。

→初めは2人だけの国の「国家」を作ろうとした。

→荘厳なバラードになってイメージと違ったため、少し寝かせた。

→締め切りが近づいたので曲を付けてみた。

サビの歌詞がロビンソン誕生の大元でイメージは「国歌」だった。

②「春」をイメージした曲

「インディゴ地平線」発売時インタビューで、マサムネは以下の発言をしていました。

同じ春をイメージした曲でも、「チェリー」「ロビンソン」「空も飛べるはず」を比べると、描いているものが違うと感じる

代表3曲は全て「春歌」なんですね。

③ロビンソンはタイのデパート名

これは有名な話かもしれません。

実はロビンソンは仮タイトルでした。

マサムネがタイ旅行中に訪れた「ロビンソンデパート」の名前を仮で付けたが、スタッフにまさかの好評。

そのままタイトルになってしまいました。

曲とは無関係なので、歌詞にロビンソンという単語が出てきません。

まとめます。ロビンソンは、

  1. 「誰も触れない2人だけの国」という歌詞から出来た歌
  2. 季節は「春」
  3. タイトルと歌詞に関連はない

あと、前提ついでにもうひとつ。

スピッツの歌詞はシビアな意味にしたがる人も多いのですが、もっと素直に捉えていいと思います。

「俺が作る曲のテーマはセックスと死だけ」

マサムネがこんな発言をしたって話も有名ですが、正確には「だと思うんですよ」って言葉が続きます。

断定したわけではなく、その場でぽろっと発言しただけなんですね~。

長くなりました。以下から、歌詞を考察していきます。

 

1番:Aメロ「幼なじみに片思い中の男子中学生」

新しい季節は なぜかせつない日々で

河原の道を自転車で 走る君を追いかけた

思い出のレコードと 大げさなエピソードを

疲れた肩にぶらさげて しかめつら まぶしそうに

ノスタルジーを感じさせるけれど、突拍子もない歌詞ではないですね。

まずは分かりやすい情景描写から考えます。

  1. 僕と君は河原を自転車で走っている
  2. “しかめつら まぶしそうに”から、時刻は「西陽が降りてきた夕暮れ前」

②は人によってイメージが変わるかもしれません。

続いて、それぞれの言葉の意味を追求します。

前提でご紹介の通り、ロビンソンは「春」の曲です。

よって、新しい季節”=「4月」でしょう。

  • 4月になったのになぜか切ない
  • 君を追いかけている

この2つの状況から、僕は君に「片想い中」と推測できます。

思春期ですねえ。

また、《誰も触れない2人だけの国》を基に作ったので、

“思い出のレコード”=2人でよく聴いていたレコード

と考えられます。

つまり、2人はもともと仲が良く、幼なじみなのでしょう。

「幼なじみに恋している男子中学生」がテーマですかね?

この考えで行くと、

  • 大げさなエピソード=「君の気を引くためのウソ話」
  • 疲れた肩=「下校中」

という見方が自然。

まとめると、

  1. 主人公は男子中学生。
  2. 幼なじみに片想い中。
  3. その幼なじみと一緒に下校なう。
  4. 季節は4月。

こんな感じでしょうか。

1番:Aメロまとめ

新しい季節は なぜかせつない日々で

河原の道を自転車で 走る君を追いかけた

思い出のレコードと 大げさなエピソードを

疲れた肩にぶらさげて しかめつら まぶしそうに

4月になったのに片思いは進展しない。

西陽が眩しい夕暮れ時の下校中、

河原を自転車で走る君を追いかけていた。

2人でよく聴いていたレコードと、

君の気を引くウソ話を携えている。

 

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1番:Bメロ「同時に同じ言葉が出たことで君との国ができた」

同じセリフ 同じ時

思わず口にするような

ありふれたこの魔法で

つくり上げたよ

《誰も触れない2人だけの国》へ繋がる箇所なので、つくり上げたものは「国」です。

問題は「つくり上げ方」

“ありふれたこの魔法”でつくり上げた。

「この」とあるので直前を見ましょう。

国語の授業みたいになってきましたね。

“同じセリフ 同じ時 思わず口にするような”

これが”魔法”なわけです。

分かりにくいので、語順を変えて助詞を補います。

「同じ時に同じセリフを思わず口にする」

ふむ。

ちょっと具体的な光景を想像します。

4月の河原を自転車で走っているとき、例えば「冷たい風が吹いた」とします。

その瞬間、2人同時に「さむっ!」とか言ってしまう。

こんな些細なことが魔法のように嬉しくて、

《誰も触れない2人だけの国》=君と僕だけが分かり合える世界

をつくり上げられる気がしたのではないでしょうか?

 

1番:Bメロまとめ

同じセリフ 同じ時

思わず口にするような

ありふれたこの魔法で

つくり上げたよ

同時に同じ言葉が出たことが魔法のようで、

君との国をつくり上げられる気がしたよ

 

1番:サビ「誰にも邪魔できない宇宙を2人だけで漂いたい」

誰も触れない 二人だけの国

君の手を離さぬように

大きな力で 空に浮かべたら

ルララ 宇宙の風に乗る

メインテーマがやっと登場ですね。

注目は「 現実から妄想へ移動している」こと。

Bメロまでは現実の描写でしたが、サビは完全に「妄想の世界」です。

河原から宇宙へと場面が変わっていきます。

この部分は本当にイメージを語るしかないので、僕のイメージを言葉にしてみます。

2番のBメロからの流れでいくと、

同時に同じ言葉が出た瞬間、2人をシャボン玉のようなものが包み込む。

→シャボン玉の中が《誰も触れない2人だけの国》

→手を繋ぐと、シャボン玉が浮き上がっていく(=大きな力で空に浮かべたら)

そのまま宇宙をシャボン玉が漂う。

僕はこんなイメージを思い浮かべます。

要は、「誰にも邪魔できない理想の世界へ行きたいな」ってことでしょう。

 

1番:サビまとめ

誰も触れない 二人だけの国

君の手を離さぬように

大きな力で 空に浮かべたら

ルララ 宇宙の風に乗る

シャボン玉が2人を包み込んで、

《誰も触れない2人だけの国》ができた

君の手を繋いだら、空へと浮き上がっていく。

このまま宇宙を2人で漂おう

 

2番:Aメロ「主人公は失恋してしまった」

片隅に捨てられて 呼吸をやめない猫も

どこか似ている 抱き上げて 無理やりに頬よせるよ

いつもの交差点で 見上げた丸い窓は

うす汚れてる ぎりぎりの 三日月も僕を見てた

難解パートです。

僕はこの2番のAメロで「失恋した」と考えています。

理由を説明するので、ちょっとマサムネのインタビューを2つ紹介させてください。

 

1.「マサムネが好きになっちゃう女子」について

自分は地味なグループに属していたが、好きになる子はクラスの中心みたいな派手な子。どうやって近づこうか考えているうちに、他の人気者に取られちゃったりした。

 

2.マサムネが考える「月」について

月は「女の子的な要素」を感じる。「今日は満月でキレイだから、ちょっと見てみて」とか、男相手には発さないけど、女の子には絶対言っちゃう。

 

これを踏まえると、以下のような解釈ができないでしょうか。

 

“片隅に捨てられて呼吸をやめない猫”→「目立たない自分」の比喩。

これを「無理やりに」抱き上げているので、そんな自分を何とか愛してやろうとする感情が見えます。

“いつもの交差点”→「日常のふとした瞬間」の比喩。

“丸い窓”は自分の心を写す鏡で、「何であんなやつと付き合うんだ」という気持ちで”薄汚れている”

「月」は女の子を想起させるので、”ぎりぎりの三日月”は、もう自分のものにはできないけど、諦めきれない気持ち。

 

どうでしょう?

「失恋」を匂わせているように感じませんか?

 

2番:Aメロまとめ

片隅に捨てられて 呼吸をやめない猫も

どこか似ている 抱き上げて 無理やりに頬よせるよ

いつもの交差点で 見上げた丸い窓は

うす汚れてる ぎりぎりの 三日月も僕を見てた

世界の端っこで生きる猫が自分と似ている。

ふとした時に「あんなやつと付き合うなんて」とか考えてしまう僕は情けない。

もう君と付き合うことはできないのに、諦めきれない。

 

2番:Bメロ「失恋した主人公は幼なじみと生まれ変わることを決意」

待ちぶせた夢のほとり 驚いた君の瞳

そして僕ら今ここで 生まれ変わるよ

1番はサビで妄想に突入しましたが、2番はBメロから妄想です。

失恋した僕に残された道は妄想へ逃げるしかないですからね。

“夢のほとり”は僕の妄想の中にある「君と僕の秘密の場所」的なニュアンス。

ここで待ちぶせしてたら君が驚いたんですね。

問題はこのあと。“生まれ変わる”です。

他の方の解釈を見ていると、ここで「死」を予感させるという記述が多く見られます。

で、僕もその解釈は一部妥当と考えます。

というのも、例によって以下のマサムネ発言をご覧ください。

身近な人間が亡くなると、天国・地獄の存在などの空想に耽ってしまい、曲に反映させたいと思う。「魂」や「輪廻」って言葉にもその影響があるだろう。

「生まれ変わる」も「輪廻」と同様の意味なので、を指すのは間違いないでしょう、

ただ、別の解釈サイトだと、「僕らが生まれ変わる」を「君を殺してから僕も死ぬ」みたいなのもあって。

僕はもっとポップな解釈です。

「夢のほとりに2人で飛び込んで、全く違う2人になろう」というイメージ。

バンジョーとカズーイの大冒険ってゲーム知ってますか?

知っている前提で話します。知らない人はスルーで。

ウンバのテント内で水溜りに飛び込むと、バンジョーとカズーイの姿かたちが変わりますよね?

あんなイメージ。

バンカズ知らない人すみません。

まぁ「もう君とは付き合えないから、いっそ2人とも違う存在になりたいよ」ってことです。

繰り返しますが、全て妄想内のできごとですよ?

 

2番:Bメロまとめ

待ちぶせた夢のほとり 驚いた君の瞳

そして僕ら今ここで 生まれ変わるよ

秘密の場所で待ち伏せしていたら君が驚いた。

湖へ飛び込んで違う2人に生まれ変わろう。

 

2番:サビ「国歌を鳴り響かせながら君と2人だけで宇宙を漂おう」

誰も触れない 二人だけの国

終わらない歌ばらまいて

大きな力で 空に浮かべたら

ルララ 宇宙の風に乗る

再び《誰も触れない2人だけの国》が登場。

でも、今回は「終わらない歌をばらまいて」います。

前提でお話したポイントに立ち返りましょう。

ロビンソンは元来「誰も触れない2人だけの国の国歌」でした。

つまり、終わらない歌とはこの「国歌」を指すと考えられないでしょうか?

国歌が鳴り止まない限り、2人だけの国は滅びない。

そして、これを宇宙へ浮かべようというのであれば、

「妄想の中で君と2人で永遠に宇宙で漂おう」という決意に読み取れます。

 

2番:サビまとめ

誰も触れない 二人だけの国

終わらない歌ばらまいて

大きな力で 空に浮かべたら

ルララ 宇宙の風に乗る

シャボン玉が2人を包み込んで、

《誰も触れない2人だけの国》ができた

鳴り止まない国家を流し続けよう

空へと浮き上がったら

このまま宇宙を2人で漂おう

 

まとめ

本記事では、ロビンソンの歌詞の意味を考えてきました。

最後に軽くまとめてみましょう。

1番:Aメロ

幼なじみに片思い中の男の子。

1番:Bメロ

些細なきっかけで《2人だけの国》をつくる。

1番:サビ

2人だけで宇宙を漂いたい。

2番:Aメロ

失恋した。

2番:Bメロ

いっそ違う2人に生まれ変わりたい。

2番:サビ

生まれ変わっても2人で宇宙を漂いたい。

名曲は歌詞も一級品でした。

 

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ロビンソン
スピッツ
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本日は以上です。

にょけん

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