メンヘラ御用達バンドSyrup16g(シロップ16g)の魅力は「暗い歌詞と音」

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メンヘラ御用達バンドことSyrup16gをご存知ですか?

こんにちは。スピッツファンクラブ会員のにょ犬(@nyoken_musicbox)です。

今回は、スピッツから離れた記事です。

一度の解散時期をはさみつつ、今なお熱狂的なファンを多く有するSyrup16g。その魅力を語っていきます。

 

 

 

Syrup16gとは?

名前だけ見ると、「かわいい!!アイドルユニット??」と思うでしょう。

 

残念。真逆。3匹のおっさんです。

  • 五十嵐隆【Vo. & Gt.】(中央)
  • 中畑大樹【Dr.】(左)
  • キタダマキ【Ba.】(右)

暗い歌詞、重い音、粘りつくような歌い方が特徴です。はい。やっぱりアイドルと真逆です。

 

 

 

バンド名の由来

「Syrup」は、Vo.&Gt.の五十嵐が「甘い咳止め用シロップ」を好んでいたため。

全然かわいくないです。ここもアイドルと真逆。

なお、「ぬるいまま好きなことだけやろう」という音楽性も含めたようです。

「16g」は、練習後にミスドでバンド名を考えていた際、コーヒーシロップの量が16gだったから。

ミスドが出てきました。初めてかわいいポイント可算ですね。やっぱりアイドルなのかも。

 

 

 

代表曲

生活

 

Reborn

暗い。最初の1音から暗い。やっぱりアイドルじゃなかったです。

でもRebornはミスチル桜井さんのユニット「BankBand」でもカバーされたりと、意外と知名度は高かったりしますよ。

 

 

 

歌詞

暗い。またもや暗い。上でも挙げた代表曲「生活」の歌詞がこちら。

君に言いたい事はあるか

そしてその根拠とは何だ

涙ながしてりゃ悲しいか

心なんて一生不安さ

 

君に存在価値はあるか

そしてその根拠とは何だ

涙ながしてりゃ悲しいか

心なんて一生不安さ

 

I want to hear me

生活はできそう?

それはまだ 計画を立てよう

それも無駄

「諦め」が全面に出ています。清々しい。

「涙ながしてりゃ悲しいか」なんて

お涙ちょうだい系のエンタメを真っ向からぶった切ってます。

 

 

 

次に、Syrup16g には「さくら」という曲もあるんですが、様々な「さくら」と見比べてみましょう。歌詞に「さくら」が登場する部分を抜粋します。

 

さくら(独唱)/森山直太朗

さくら さくら いざ舞い上がれ

永遠にさんざめく光を浴びて

さらば友よ またこの場所で会おう

さくら舞い散る道の上で

 

さくら/ケツメイシ

さくら舞い散る中に忘れた記憶と

君の声が戻ってくる

吹き止まない春の風

あの頃のままで

 

桜/コブクロ

桜の花びら散るたびに

届かぬ思いがまた一つ

涙と笑顔に消されてく

そしてまた大人になった

 

SAKURA/いきものがかり

さくら ひらひら 舞い降りて落ちて

揺れる 想いのたけを 抱きしめた

君と 春に 願いし あの夢は

今も見えているよ さくら舞い散る

 

なるほど。どれも素敵な歌詞です。さくらが散る儚さに「別れ」を感じているのが共通項ですね。

 

では、Syrup16gはどうでしょう。

 

さくら/Syrup16g

すべてを失くしてからは

どうでもいいと思えた

枯れてしまった桜の花

かき集めているんだろう

すでに枯れていました。散るとかじゃなく足元に全部落ちています。売れる気ないですね。天才か。

 

 

 

一般的な「さくらソング」のイメージ

 

Syrup16gの「さくら」のイメージ

 

こんな感じでしょうか。

 

 

 

 

最後に「明日を落としても」という曲をみましょう。

タイトルからしてお察しですね。

つらい事ばかりで

心も枯れて

あきらめるのにも慣れて

 

したいことも無くて

する気も無いなら

無理して生きてる事も無い

 

明日を落としても誰も

拾ってくれないよ

それでいいよ

お通夜。もう耳がお通夜です。

 

でもどうでしょう。

誰しも「辛い苦しい死にたい」と思うことはあるじゃないですか。

そんなとき、「嫌なことあっても大丈夫サ。クヨクヨしないでDon’t worry」みたいな歌詞で元気が出ますか?

僕は無理です。黙れバカって感じ。内向的な人ほど前向きな歌で元気を出すのは難しいと思います。

Syrup16gほど「諦め」を歌ってもらえると、「そうそう」という共感が芽生えて、不思議と立ち直れるんですね。

Syrup16gの歌詞は内向的な人ほど刺さる!

 

 

 

メロディ

Syrup16gのメロディはとても情緒的で綺麗なんですよね。

それもそのはず。歌詞が暗くて、メロディラインまでお経だったらさすがに評価されません。

特筆すべき点がこちら。

 

サビが2つある

基本的に歌中で盛り上がる「サビ」と呼ばれる部分が2箇所あります。

普通は1曲につき1箇所です。具体的に見ましょう。

 

sonic disorder

サビ1(1:48~2:01、2:24~2:35)

いつかは花も枯れる様に

壊れちまったね ここは恐いね

 

サビ2(2:35~3:10)

君の胸に抱かれたなら

少しは安らかに眠れるかな

人は一人 逃れようもなく

だから先生 クスリをもっとくれよ 

 

センチメンタル

サビ1(0:42~1:02、1:24~1:44)

でも心が痛い

たまに届かなくて

酷い時は泣いて

いいね もう

 

サビ2(1:44~2:05)

白けた顔して進め

今しかない とか言って

妄想 もうよそう

 

一般的な曲は、1番にサビがあって、2番も同じサビを繰り返してギターソロ突入ってパターンなのですが、Syrup16gは違う。

必ずといっていいほど、2番のサビ終わりに別メロディを加えます。飽きさせない工夫が感じ取れます。

 

 

 

楽器

ギター・ベース・ドラムが各1人ずつのスリーピース編成です。

それぞれ個性が爆発しているので、小綺麗にまとまっている音ではないです。

でもそれがロックだよね。って感じ。

 

ギター:五十嵐隆

ザラついた歪みにディレイをかけた音が基本なのですが、音像がくっきりしている点が見事。

ディレイはカラオケの「エコー」みたいな効果で、強めにかけると原音が不明瞭になります。

実際、カラオケでもエコーをかけ過ぎると歌が聞こえづらいですよね。

ギターは「歪み」も加わるので、よりボヤけるはずです。しかし、ボヤけるどころか突き抜けるように耳に響く。

機材をいじりまくって辿り着いた唯一無二の音ですね。

反対にテクニックはほぼ皆無。

でも良い。コード一発鳴らすだけで吸い込まれそうになります。

ギターのコードが鳴った瞬間、鳥肌が立ちます。

 

ドラム:中畑大樹

別名「ドラムのお兄さん」

音がズッシリしていて、ライブではかなりエモーショナル。

でもパワープレイではなく、フレーズ構成は丁寧

「AメロもBメロもバスドラとスネアのパターンは一緒だけど、右手はAメロでシンバル、Bメロではフロアタムと変える・・・」

「サビではバスドラの位置を少し変えて・・・」などのようにマイナーチェンジが多いです。

スリーピースでドラムが単調だと、飽きさせてしまいますからね。

あと、暗い音楽性からでしょうか、他のバンドに比べてライドシンバルやフロアタムを多用する気がします。

個人的に最もお兄さんらしいライブテイクだと感じます。

ビートが熱い!!!

それでいてフレーズは超クール!!!

いかすぜお兄さん!!!

 

ベース:キタダマキ

歌うようなベースラインだが主張しない。職人芸。

Syrup16gの曲を成り立たせるために最重要パートです。

ギターは基本コード弾きで、ドラムもソロをドカドカ叩くようなプレイではないです。

代わりにベースが縦横無尽に駆け回ります。

ただ、主張はしない。これがすごい。黙々と、それでいて的確に音を紡いでいきます。

ユーミンのベースとかに近いイメージですね。本当に上手い人だけが弾けるベース。

それもそのはず。実はキタダマキさん。ゆず、小泉今日子、コーネリアスなどのサポートも務めていたベーシストです。

ギターとドラムがドシンプルな中で、ベースが多彩なアレンジで支えています。

 

 

 

まとめ

Syrup16gについて少しでもご理解いただけたでしょうか。

今回は再結成前について多く触れましたが、最後は再結成後に初めて公開したMVを載せておきます。

賛否両論ありますが、僕は再結成後も大好きです。

にょ犬

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