【漫画感想】「春と盆暗/熊倉献」が、さえない非モテ男子におすすめ

「春と盆暗」表紙
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こんにちは、短いマンガ大好きにょけんです。

「春と盆暗」ってマンガをご存知ですか?

短編ラブストーリーが4本入ったオムニバスマンガなんですが、まぁコレがさえないモテないボンクラ男子におすすめ。

てわけで、全体を通した魅力と、全4話のカンタンなあらすじをまとめてみました。

 

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「春と盆暗」の魅力は、不思議な女の子たち

リンゴを持って嬉しそうに微笑みかける女性

「春と盆暗」には、4つのラブストーリーが描かれています。

が、すべて単なるラブストーリーじゃない。

というのも、どれも恋する相手が「不思議ちゃん女子」なんですね。

不思議ちゃん
嫌なことがあったら、月に道路標識を投げる妄想をして気を紛らわす

みたいなこと平気でいっちゃうような。

まぁそんな感じで、女の子たちが魅力的なんですわ。(適当)

リア充とかは多分「意味わかんね」としか感じないので、さえない男子におすすめです。

むしろ、「アオハライド」とか見て号泣できるような涙腺いかれポンチは、読む必要なし。

「からかい上手の高木さん」とかあの辺が好きな人がハマるかも?

 

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「春と盆暗」全4話のあらすじ・見所

桜の蕾

ネタバレ等はなしで、各話のあらすじ・見所をご紹介いたします。

 

第1話:「月面と眼窩(がんか)」

そば屋でアルバイトする不思議ちゃんに恋しちゃう、新米アルバイト男子の話。

接客以外のアルバイトを探していたはずが、たまたま通ったそば屋の前で一目惚れしてしまうところからスタート。

 

ただ、働き始めると女の子は普通じゃないことが分かります。

なんと、接客でストレスが溜まると、妄想で道路標識を月に向かって投げて落ち着かせるらしい。

 

ヤバい。

どうかしてる。

なぜ月なのか、なぜ道路標識なのか、なにも説明がない。

読み手の予想を超える発想がヤバいです。

どうなることやら。

 

第2話:「水中都市と中央線」

主人公がアルバイトするカラオケ店に、別の男と何度も現れる女の子。

女の子はいつも偽名を使うのですが、なぜか「神田」「立川」など、中央線の駅名ばかり。

 

その上、毎回カラオケルームの前で何度も深呼吸をしています。

 

苦しそうなのに、なぜ出会い系なんて使っているのか。

アルバイトくんは、女の子のことが気になってしまいます。

うーん、文字にして書いても不思議な世界観。

 

第3話:「仙人掌(サボテン)使いの弟子」

この話だけ、ちょっとだけ毛色が違います。

主人公は普通の中学生男子で、恋愛相手は親戚のお姉さん。

なんですが、ここにイジメられっ子の男の子が絡んできます。

理由もなくイジメを行う友人を、主人公はよく思っていません。

ただ、どうやって救っていいか分からない。

そんなとき、変わり者だけど堂々と生きる親戚のお姉さに出会います。

 

主人公は、どのように男の子を救っていくのでしょうか。

 

第4話:「甘党たちの荒野」

1番好きな話です。

理由は単純で、女の子がタイプすぎるから。

実際にいたら、絶対好きになります。

ちょっとトロそうで脈絡がない感じ、たまらないっす。

ストーリーは、お菓子作りが趣味の甘党女子が、「店長の大恋愛」というケーキの味を再現したいけど、できなくて困っている。

 

で、ひょんなことから知り合った主人公に、原料や作り方の分析を協力してもらいます。

 

果たして「店長の大恋愛」は再現できるのか。

そして、コレは恋愛なのでしょうか?

読んでみて!

 

「春と盆暗」では、とにかく女の子のキャラに注目

もうコレしか言っていませんが、ホントに最高なんです。

女の子が一癖も二癖もあるだけに、セリフ回しとかも誰も思いつかないような角度だったり。

だって、帯に書いてあるコメントが「どうして君みたいなエイリアンを好きになってしまったんだろう」ですからね。

「春と盆暗」表紙

もう、ホントにその通り。

普通にいたら危ない人ばっかりなのに、なぜか人間味があふれていて魅力的なんですよ。

いろいろシビれるマンガです。

さえないモテない地味な男子諸君は、ぜひとも読んでみてください。

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