こんにちは、にょけんです。
うどん有名店「長田 in 香の香」に行くべく、香川県を一人旅した。
「長田 in 香の香」近くの観光地を探していたら、「こんぴらさん」なるものを発見。
ヒマだったので、寄ってみた。(罰当たり)
ただ
ナメてた
こんぴらさん、死ぬほど疲れる。
「こんぴらさんを登りたい!」って人
こんぴらさん、1368段の石段を登るらしい
そもそもこんぴらさん、どうやら有名な神社のよう。
うどんのオプションとして寄っている僕はそれすら知らず、「名前がカワイイ」いう理由で来た。(本当に失礼)
で、到着してみたら
なにこれ?
果てしないほどの階段が見える。
ここで初めて、こんぴらさんについてしっかりググる。
予測に出てきたのは、「こんぴらさん 石段」
イヤな予感を感じつつ検索すると、飛び込んでくるは「石段1368段」の文字。
そのときは、「あ、そんなもんか」と思う。
そして、冷静に考える。
僕の家、2階に上がる階段が12段。
単純計算で、114回続けて家の階段を登る。
しかも、一段の幅が狭い。
「あ、詰んだ」
階段、階段、階段
何はともあれ、ここまで来たら登るしかない。
調べたところ、どうやら300段くらいずつ見所があるらしい。
見所ごとに休憩できるので、セーブポイントとでも呼ぼう。
ちなみに、時々煽ってくる。
第1セーブポイント:大門(365段目)
意外と余裕。
「あれ?もう3割きたの?」
「このまま2億4千万の石段も登れるんじゃないか?」
そんなゆとりがある。
ゆとり世代代表として、誇りに思うほどのゆとりだ。
ちなみに、ここでも煽ってくる。
ただ、次の瞬間である。
クソほど長い一本道が現れた。
待ってくれ。
聞いていない。
僕が約束したのは「登る」ことだ。
「歩く」ことについてはノータッチだ。
これは反則行為じゃなかろうか?
0段とカウントされたら、ベンチから飛び出て暴力行使に及ぶかもしれない。
そんな声に耳を傾ける神もおらず、僕はただ歩いた。
この道、桜馬場と呼び、春は桜が綺麗らしい。
が、今は5月。
完全に葉桜馬場である。
「よりによって、なぜ今この季節にここを歩いている?」
こんな思いが巡り、疲労感を後押ししてくる。
ブラッキーの追い討ちよりも強い。
第2セーブポイント:祓戸社(595段目)
わき腹、および足の裏がおかしい。
第3セーブポイント:本宮(785段目)
わき腹・足の裏・太もも・ふくらはぎ、および心が痛い。
なんだこれ…苦しい…
僕の想像した「こんぴらさん」はもっと可愛かったはずだ。
なんというか、「こんぴらさん☆」みたいな感じ。
実際はどうだ。
凶悪卑劣。極悪非道。鬼畜の諸行。
何が「こんぴらさん」だ。改名しろ。
などと思っていたが、どうやら正式名称は金刀比羅宮(ことひらぐう)らしい。
ゴツい。
立派にゴツいじゃないか。
ゆるキャラの着ぐるみからオッサンが出て来た時の、あのショックを感じる。
今後は「こんぴらさん」ではなく、金刀比羅アニキと呼ぶべきだ。
そのほうが、軽い気持ちでくる輩が減るはずだ。
ただ、「本宮」という名前を見て安堵した。
着いた。
1368段は長かったが、感動もひとしお。
早く帰ってお母さんの手料理を食べよう。
そんなことを考える僕の前に現れたもの。
それは
KAIDAN☆
階段
いやここではあえて怪談と呼ぼう。
なぜなら僕は確かに恐怖した。
階段を怖いと感じたのだ。
チャンピオンロードでニューラ(Lv.34)を育てているときに、ハリテヤマ(Lv.44)が出てきたときぐらいに怖い。
どうやら僕が今いるのは、「本宮」という名の中間地点のようである。
段数は785段目。
中間も中間だ。
この先、1368段目には「奥社」なるものがあるらしい。
僕の理解では、本宮=チャンピオンリーグ優勝、奥社=シロガネ山でレッドに勝つ。
そういうことなのだろう。
心が折れそうだけど先へ進む。
僕は、もう戻れない。
ちなみに、ここまで1時間15分ほどであり、本宮でドロップアウトする人も多数いた。
第4セーブポイント:白峰神社(932段目)
ツラい。
紅葉が綺麗らしい。
だが、5月だ。
帰りたい。
クリア:奥社(1368段)
終わった…。
お疲れ、僕。
達成感と、澄んだ空気が混じり合って泣きそうだ。
空気のキレイさは本当に素晴らしかった。
徒歩以外のアクセス手段が無いこともあって、手付かずの自然という印象。
初見の感想は「セレビィいそうだな」
それくらい、社と周りの空気全体が神聖な雰囲気を纏っていた。
めちゃくちゃしんどかったけど、一度は訪れる価値があると思う。
こんぴらさんには複数人で行こう
僕は「かなり足が疲れる」と言われるスポットでも、あまり苦痛に感じたことがなかった。
紀伊の熊野古道も、山形の山寺も。
そんな僕でも、こんぴらさんは死ぬほどキツかった。
ただ、実は「足の疲れ」に関しては、上の2つと同じくらいだと思う。
むしろ、熊野古道の方が疲れたかも。
じゃあ、何がキツかったって
1人だったこと
思い返せば、熊野古道は家族、山寺は友達と行った。
2つとも相当疲れるが、たまに「疲れたね〜」とか言うだけでも、疲れは少し引く。
ただ、1人で永遠と歩いていると、「キツい」がループしていく。
「疲れたね〜」と自分に問いかけて、「疲れたよ…何してんだよこれ…死のう」と返す。
ご利益求めて来たはずが、気づけば死を望んでいる。
神も閻魔も8度見するレベルのびっくりだ。
そんなわけで、こんぴらさん(金刀比羅アニキ)は誰かと登ろう。
おまけ(こんぴらさん付近のうどん)
こんぴらさん付近でうどんを食べるなら、参道にある店はやめよう。
全然大したことない。
僕は、こんぴらさんから電車で10分、金蔵寺駅にある「長田 in 香の香」をおすすめする。
詳細については以下の記事でまとめたので、ぜひご覧いただきたい。
関連記事:香川でうどんを食うなら「長田 in 香の香」がおすすめ!
それでは、良い旅を。
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