こんにちは、元SIer&現Railsエンジニアにょけんです。
「文系・新卒でもIT業界で働ける!」と聞いてSIerになったものの、SIer超つまらない。
こんなお悩みを抱えてるあなた、技術を身に付けたいならWEB業界に行くべきです。
あなたがSIerという地獄から抜け出せるよう、この記事でお手伝いさせてください。
SIerはプログラミングできないので、技術力が身につかない
SIerの仕事は「顧客折衝・資料作成・マネジメント」がメインになるので、プログラミングができなくても問題ないんですよね。
でも、「プログラミングができない(わからない)」って、エンジニアとしては致命的です。
こんな状態で年数だけ積んで、残業が増えてきたから「エンジニアとして転職したいです!」って言っても、ぶっちゃけキツいです。
スキルがあるように見えて、実際は「自社のシステムにだけ詳しい人」なので、他社では通用しない場合が多いんですよ。(インフラ周りの知識は共通して役立ちますが)
最新技術に関わる機会が少ないどころか、アナログな事務手続きが多い
いえ、SIerは客の指定した環境と言語を使うので、最新技術を使う機会はほとんどないです。
むしろ「最新=よくわからない」という考え方が蔓延していて、提案しても客からシブられるケースばかり。
そのため、技術の最先端からはどんどん取り残されていきます。
これだけならまだしも、SIerはアナログな作業もめっちゃ多い。
- 前回と全く同じ作業なのに、手順書を作って上長にレビューしてもらい、承認印をもらう
- 要件定義書・詳細設計書・テスト設計書のすべてを、エクセルとにらめっこして作る
- 聞いても何も理解できないしする気もない客のために、パワーポイントで説明資料を作る
毎日10時間×週5日、上記の作業を繰り返すだけの日々です。
技術力が身につくと思いますか?
労働環境も悪い
SIerは、「精神・肉体を病んで辞めるのが日常茶飯事」です。
先ほど地味な作業ばかりと申し上げましたが、決してラクなわけじゃないんですよ。
客の言うことが絶対だが、客はITに詳しくない
SIerはとにかく顧客最優先なので、客の要望を満たさないといけません。
しかし、その客はITに全く詳しくないんです。
例えば、長年銀行で営業をやってた50代の人が、「ジョブローテーションだ!」って言っていきなり銀行のIT部門にくる。
SIerにとっては、その人たちが客になります。
iPhoneの大文字・小文字の切り替えができないような人を相手に、システムの説明をしなきゃいけないわけですよ(実話)
そんな人なんで、設計やテスト段階で要件定義と全く違うことを言い出してきます。
極端な話、昨日まで半年間「カレーを作ろう!」って言ってたのに、今日になって「考え直したらやっぱり寿司がいい」とか言い出すわけ。
で、「今から寿司に作り直すってなると、〇〇円かかりますよ」と伝えると、「ふざけんな!高すぎる!」とブチ切れます。
こいつらの手綱を取りつつ、システム開発のマネジメントもしないといけない。
めっっっっっっちゃハードです。
ムチャブリに追われて、病む人続出。
成果を出しても年収アップに繋がらない
ノンノン。
SIerは、基本給が勤続年数ベースで設定されている場合が多いです。
入社3年目の優秀なエンジニアが、なんにもしない5年目のやつより給料低いなんてザラにあります。
キャリア面談とかもありますが、評価基準があいまいではっきり言って意味なし。
まぁよく言えば安定しているので、「スキルに興味なくてムチャブリにも耐えられる人」には悪くないかもしれません。
SIerの中でも大手になれば、平均年収800万円代は軽々と超えますしね。(残業も鬼のようにありますが)
こんな感じで、「客のムチャブリはキツいのに、年収は大して上がらない」というこの世の地獄がSIerです。
SIerを辞めたいなら、Web系エンジニアに転職しよう
ここまでSIerの悪い点を述べてきましたが、「じゃあどうすればいいの?」って話ですよね。
おすすめは、Webエンジニアに転職することです。
Webサービスで収益をあげている会社のエンジニアです。
Twitter、Facebook、メルカリ、LINE、クックパッドなど。
メルカリやLINEみたいなサービスを自分たちで企画して製品化していくわけですから、こうした会社のエンジニアは技術が高いです。
- 最新技術を積極的に取り入れるので、技術力が高い
- サービス企画から具現化まで行うので、頭いい人が多い
- 会社もエンジニアの重要性を理解しているので、下手な大手より待遇が上
- 上司もITに詳しいため、コミュニケーションがスムーズに取れる
- 変なルールが少ない(スーツ着用とか)
- 仕事がそのままスキルアップに繋がるので、将来のキャリア設計の幅が広がる
いいことづくし!!!
てか、あなたがなりたいと考えていたのって、もともと上記のようなエンジニアじゃないですか?
あなたがこんな風に思っているなら、目指すべきはSIerじゃなくて「Webエンジニア」だったんですよ。
とはいえ、そんなの就活時は分かりませんよね。
かくいう僕も、SIerになって毎日エクセルでVLOOKUPばっかり使ってました。
ただ、今からでも全然遅くないです!
SIerとしての現在や将来に疑問を感じているなら、まずは他の業種がどんなもんなのか知るところから始めましょう。
以下の転職エージェントはいずれもIT業界に精通しているため、とりあえず登録(無料)しておいて損はないです。
登録は30秒で終わりますし。
上記3社については以下の記事で詳しく解説しているので、興味があればご覧ください。
>>SIerからの転職先を探せる!ITおすすめエージェント3選
【注意】Web系にもブラックはある
もちろん、Web系企業にもブラックと呼ばれる会社はあります。
ベンチャーが多い業界なので、良くも悪くも社長の考え方が色濃く出るんですよ。
なので、会社ホームページの社長メッセージみたいなところが大事だったりします。
エンジニアについての造形が深い人ならいいですが、そうじゃない場合は注意。
SIerでいうところの「ITに詳しくない客」が、社長になるわけですからね。
これはもう最悪です。
まぁ最近はエンジニアを優遇する会社が多いので、エンジニアを馬車馬のように働かす会社は自然淘汰されている気がしますね。
【まとめ】SIerは技術力が身につかない!Web系への転職がおすすめ
まとめます。
- 技術力が身につかない
- 客のムチャブリ対応がメインの仕事
- 年収はあまり上がらない
- 最新技術を積極的に取り入れるので、技術力が高い
- サービス企画から具現化まで行うので、頭いい人が多い
- 会社もエンジニアの重要性を理解しているので、下手な大手より待遇が上
- 上司もITに詳しいため、コミュニケーションがスムーズに取れる
- 変なルールが少ない(スーツ着用とか)
- 仕事がそのままスキルアップに繋がるので、将来のキャリア設計の幅が広がる
っていうあなたは、まずはIT業界に特化した転職エージェントに登録(無料)してみましょう。
SIerからのWeb系エンジニア転職はかなり多いので、どのエージェントも対応には慣れています。
各エージェントの詳細は以下をどうぞ!↓
>>SIerからの転職先を探せる!ITおすすめエージェント3選
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