こんにちは、にょけん(@nyoken_box)です。
タイトル通りですが、「仕事はゲームだ」とか「人生はドラクエだ」みたいな話、クッッッッッソうざくないですか?
てめぇ絶対ゲーム好きじゃねえだろっていう。
そんな話です。
仕事はゲームじゃないし、人生はドラクエじゃねえ
まず、なんでこんな話をするかっていうと、定期的にこんな感じの本が話題になるから。
あと、誰やねんお前みたいな人が、Twitterで「人生って、ドラクエと似てるよね…(ドヤッ)」みたいなことほざいてるから。
その度に、
「うっっっわ吐き気!!!」
って思っています。
あいつらなんかうまいこと言った風な感じで、自分に酔いたいだけじゃん?
そんなうぬぼれ教祖様たちに、教えてしんぜよう。
仕事がゲームだったらニートはいねえ。
クソみてえなことばっか言ってんなよ。
仕事をゲーム化する勢の憐れな主張
仕事をゲームに例えたがる人は、ゲームと同じように、仕事にも「目的」や「敵」を設定しようみたいなことをぬかします。
ドラクエでいうと「目的」は魔王退治で、「敵」はモンスター。
で、これを仕事に当てはめるんだって。
- 目的→納期内の納品
- 敵→気難しい上司・取引先
みたいな?
すると、敵とただ真っ向から対峙するだけじゃなくて、どうやって攻略してやろうかワクワクしてくるんだって。
あれ?クスリやってる?
僕、全然ワクワクしないよ?
だってさ、人間的に意味わからんやつの相手する精神的苦痛が1番問題じゃね?
いくらモンスターに見立てたところで、「どうやって攻略してやろうか…(キリッ」とはならない。
モンスターバグってますからね。
もうね、エンカウントした段階でコマンドが「にげる」しかない感じ。
「こうげき」「アイテム」とか、選べすらしない。
そういうバグみてえなやつらが、うようよいるわけ。
クソゲーすぎるわ。
だいたいね、ゲームに見立ててなんとかなるくらいの話なら、ゲームに見立てるまでもなく攻略してるっつーの。
「仕事=現実」は「ゲーム化=架空」に持ち込めない
ゲームは現実になり得ないから楽しいんです。
モンスターを倒して経験値を得て、魔王討伐。
架空の世界だから、楽しいのよ。
レベルアップも、架空の世界でキッチリ数値化されているから目的が持てるんですわ。
次のレベルまでどれくらいの経験値が必要か明示されていて、レベルアップすると「新しい魔法を覚える」とか分かりやすい成果があります。
これがモチベに繋がるわけですよ。
ところが、仕事ってどうですか?
「今回の案件を終えたら経験値564もらえる」
「課長になるまであと6482の経験値が必要」
こんなん分かる?
分かりません。
目的や敵を作ること自体はカンタンですが、それをクリアしたときの報酬が漠然としているから、虚しいだけです。
やっとの思いで成し遂げた仕事が、「はいご苦労さん」の一言で終わるわけ。
「おぉ勇者よ…そなたこそが勇者だ…」
「我が国の財宝をやろう」
「姫と結婚してくれ」
〜fin〜
とはならないわけ。
魔王倒して家帰ったら「牛乳買ってきてって言ったでしょ?!なんでアンタは…」って怒られる感じですよ。
こういう理不尽を「ゲームと同じように考えるぞ!」で片付けられる人は、もともと仕事ができるやつです。
「仕事をゲーム化する」は、こじつけでしかない
ちょっと先ほど紹介した本のあらすじを見てください。
あらすじ
この本を読めば、
①仕事で失敗する度に落ち込んでいたアナタが……
⇒失敗すら楽しみ、攻略法まで見いだすようになるだろう!②口うるさい上司が嫌でしょうがなかったアナタが……
⇒むしろ、上司との闘いが楽しくてたまらなくなるだろう!③世間体を気にして、思い切ったことができなかったアナタが……
⇒自分の思うままに楽しく行動できるようになるだろう!④やりたいこと、人生の目標を発見できていなかったアナタが……
⇒血が湧き立つ夢と出会い、人生がドラクエ化するだろう!
うっっっっっっわ吐き気!!!
すみません吐いてきます。
ゔゔゔぉぉおぉぇえ!!!
はい、スッキリ。
こんなん、あらすじだけでクソみたいな本だって分かりますね。
①仕事で失敗する度に落ち込んでいたアナタが……
⇒失敗すら楽しみ、攻略法まで見いだすようになるだろう!
→失敗も経験値になっているのさ!
②口うるさい上司が嫌でしょうがなかったアナタが……
⇒むしろ、上司との闘いが楽しくてたまらなくなるだろう!
→モンスターめ!どうやって攻略してやろうか…!
③世間体を気にして、思い切ったことができなかったアナタが……
⇒自分の思うままに楽しく行動できるようになるだろう!
→パーティを変えたり、強い武器を揃えたり、選択肢はいろいろある!
④やりたいこと、人生の目標を発見できていなかったアナタが……
⇒血が湧き立つ夢と出会い、人生がドラクエ化するだろう!
→魔王討伐のような高い目標を掲げよう!
どうせこんな感じでしょ?
くだらねえ。
自己啓発本的なもの全般に言えますが、「目にとまるタイトル付けたれ」って鼻ほじりながら決めて、あとはこじつけでタイトルに沿った話してるだけですよ。
こういう本、買うだけムダだし、書いてるやつらのゲームに課金してるだけだって気づきましょう。
「満員電車でリュック背負ったおっさんが読んでる本のタイトルが…」という記事でも書きましたが、自己啓発本=当たり前をひねった視点から見ているだけです。
まとめ:ゲーム好きな人ほど、仕事はゲーム化できません
ゲーム好きな人ほど仕事が嫌いなので(暴論)、こういう例え話に弱い気がしています。
が、架空と現実をごっちゃにしないように気をつけましょう。
仕事がゲームだったら、世界中のニートは部長級の活躍を見せてくれます。
ただ、世間様はこういうこじつけ論が好きなので、今後も続々現れるでしょうね。
変な理論に踊らされると自分がキツいだけなので、転職とかする方がよっぽど有意義です。
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にょけん
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