SIerとWeb系の違いは?銀行システムとメルカリで考えよう

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こんにちは、SIerからWeb系エンジニアに転職したにょけんです。

困ったマン
SIerとWeb系ってどう違うの?同じエンジニアなんでしょ…?
困ったさん
就職・転職するなら、どっちがおすすめなんだろう…

こんなお悩みに答えます。

結論だけ申し上げますと、

  • SIer
    企業のため
    にシステム開発
    マネジメントがメイン業務
    後ろ向きな残業
    初めは年収が高い
  • Web系
    自分たちでサービスを開発
    企画・開発がメイン業務
    前向きな残業
    フリーランス(独立)に有利

です。

詳しく解説していきますね。

 

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SIerとWeb系の違いは、「開発目的」と「開発フロー」

SIerは「企業」のために、Web系は「サービス提供」のために開発します。

また、SIerはキチッと設計書通り、Web系は修正ありきのスピード開発という違いもありますね。

わかりやすく、「銀行システム(SIer)」とメルカリ(Web系)で考えてみましょう。

 

SIer→企業のために開発
Web系→サービスを開発

SIerは、「こんなシステム作って!」と言ってくる依頼主がいます。

例えば、銀行のATMに振込機能がなかったとしましょう。

銀行は「振込機能を実装したい!」と考えましたが、自分たちでは開発できません。

ここで登場するのが、SIerです。

銀行からどんな感じで実装したいのか要件を聞いて、システムを開発してあげるんですね。

大規模なシステムが多いので、実際の開発はさらに外注して、SIer自体はマネジメントやドキュメント作業が中心です。

 

一方で、Web系は「メルカリ」が好例。

「誰でもフリマができれば、良いサービスになるはずだ!」と考えて、自分たちでサービスを開発するんですね。

そして、そのサービスで収益を得ます。

自分たちで企画・開発・運用を全部するので、エンジニアの技術力が高いという特徴があるんですね。

他にも、以下のようなものがWeb系にあたります。

  • LINE
  • Twitter
  • Facebook
  • クックパッド
  • Netflix

 

SIer→設計書通り
Web系→改善ありき

SIerは大規模なシステムを取り扱うので、要件をカッチリ決めて行う必要があります。

「企業にヒアリング→システムの概要を決める→詳細を決める→設計書を作る→開発→テスト→リリース」と、超細かい段階を踏んでリリースに至るんですね。

そのため、半年〜何年かをかけて開発するのが通例。

 

一方で、Web系は後から改善するのが大前提で、スピード重視の開発です。

2,3日〜2週間くらいでリリースして、以降も2,3日ごとにバージョンアップしていくペース。

なんでこんなに早いかというと、Web系は変化が激しく、スピード感を持って開発を進める必要があるんですよ。

例えば、メルカリの後発サービスとして「LINE MALL」「ラクマ」「フリル」などが、次々と登場しました。

これに対してメルカリが、「半年後にこんな機能をリリースしよう」とかやってたら、あっという間に追い抜かれますよね?

 

【カンタンな比較表】

  Sier Web系
代表システム 銀行システム(ATM) メルカリ
開発手法 設計書通り 改善ありき
開発期間 半年〜数年 数日〜2週間
メイン作業 マネジメント 開発

 

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SIerは設計書作成が長く、「ドキュメント作業」が多い

SIerは大規模なシステムを扱う性質上、絶対に問題を起こせないというプレッシャーがあります。

例えば、「ATMに新機能を追加したら、バグってAさんの預金消しちゃいました」とかあったら企業の存続に関わりますよね?

そのため、めっっっっっっちゃ時間をかけて、完璧な設計書を作ります。

何度も何度も何度も何度も何度も打ち合わせして、エクセルで超細かく要件を決めていくんですね。

そして、その通りにシステムを作ります。

ただ、大規模なシステムなんで、開発時は派遣社員や外注を多用するんですよ。

1つの機能を実装するだけでも、3社〜4社にお手伝いしてもらうことがほとんどです。

そこで、彼らをマネジメントするのがSIerの大きな役割なんですね、

で、このマネジメントに使うのもエクセル。

こんなんなんで、プログラミングができないSIerってめちゃめちゃ多いです。

自分で何か動くものを作り上げる経験は、SIerではできません。

 

Web系は設計が短いが、1人あたりの責任は重い

Web系の会社はあまり外注などはせず、少人数で全て自社開発するケースが多いです。

人数も少ないため、わざわざ設計書を作るより言葉で伝えた方が早かったりするんですよね。

当然、エンジニアはプログラミングを熟知しているし。

一方で、「企画・開発・リリース」を少人数で行うので、1人あたりの責任が重いです。

ただ、その分、自分たちで考えたモノが、自分たちの力で出来上がっていく面白さを感じられるんですね。

 

SIerは後ろ向きな残業
Web系は前向きな残業

SIerもWeb系も残業は同じくらいありますが、ストレス度が違います。

SIerは納期に間に合わせるための残業なので、しんどいです。

納期には、1秒も遅れちゃいけません。

そのため、別の仕事が立て込んだりしたら、残業して設計書作成・開発・テストを行わないといけません。

また、「開発を依頼してきた企業の言うことは絶対」なので、急に要件と違う機能を盛り込んでくれと言われたら、入れなきゃいけません。(本当は絶対ダメなことですが、現場では頻発します)

いわゆる炎上ですね。

炎上したら、目も当てられないくらい残業が重なります。

 

Web系も1人あたりの負荷が高いので残業はありますが、自分でシステムを作り上げられるし、より良いサービスを作るためにアレコレ考えたりするので、楽しいんですよね。

他にも、効率化のツールを作成したり、最新技術の導入を頑張ったりと。

Web系は、こうした「前向きな残業」が多い気がします。

 

Web系は、最初はSIerより年収が100万円低い

積まれた効果

年収に関しては、一般的にはSIerの方が高いです。

これも、銀行システム(SIer)とメルカリ(Web系)で考えるとわかりやすい。

SIerはシステムの販売先が企業なんで、まとまったお金をドカンと稼げるんですよね。

一方で、メルカリは使ってくれるユーザーに依存します。

「三菱UFJ銀行に売って稼ぐ」、「不特定多数からの利用料で稼ぐ」、前者の方が儲かりますよね?

ただ、Web系は成果主義なので、優秀な人ならSIerより余裕で稼げます。

悪くいえば、スキルによる差が年収で如実に出るってことですね。

SIerは、割と年功序列な気がします。

 

フリーランス(独立)には、Web系が圧倒的に有利

コーヒーとパソコン

SIerはマネジメントが中心なので、技術レベルは全然上がりません。(IT用語の知識は身につきますが)

しかし、Web系はバリバリ技術を学べる(てか使えないと仕事にならない)ので、何年かしてから独立し、フリーランスにもなれます。

プログラミングって共通言語なので、これができると職場に関係なく活躍できるんですよ。

エンジニアでよく言われる「手に職をつける」ってのは、Webエンジニアじゃないと叶えられません。

もしも今あなたがSIerであり、「技術が身についている気がしない」「働いててもつまらない」「将来独立したい」と思っているなら、即刻Web系に転職することをおすすめします。

以下記事をご覧ください。

>>SIerはプログラミングできないしつまらない。Webに行こう!

>>SIerからの転職先を探せる!ITおすすめエージェント3選

 

【まとめ】SIerとWeb系の違い

まとめます。

  • SIer
    企業のため
    にシステム開発
    マネジメントがメイン業務
    後ろ向きな残業
    初めは年収が高い
  • Web系
    自分たちでサービスを開発
    企画・開発がメイン業務
    前向きな残業
    フリーランス(独立)に有利

僕はWeb系をおすすめしますが、向き不向きは人によります。

イメージとしては、「SIer=お役所」「Web系=ベンチャー」って感じなんで、どちらが自分にハマるか考えてみてください。

例えば、安定志向で面倒なことにも耐え忍んで行ける方は、絶対にSIerの方が良いです。(給料いいし)

また、人当たりがよくてうまいこと折衝ができる人も、めちゃくちゃSIerに向いています。

一方で、僕みたいに「とにかく自分でモノを作っている実感が欲しい!」「折衝とか死ぬほどムリ!」って人は、Web系が最高。

僕は、SIerからWeb系に転職してよかったです。

>>SIerからの転職先を探せる!ITおすすめエージェント3選

 

また、IT業界には「SES企業」という、この世の闇を全て詰め込んだような会社が多く存在します。

間違ってもSESには行かないようにしましょう。

SESについては、以下記事で詳しく解説しています。

>>SESはやめとけ。客先常駐SEの6つの闇

 

あなたのITライフが豊かになることを祈っています。

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