「高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいもんな」
じゃないよね?
みんなここに共感するみたいだけど、どう育ったらそんな素直に生きていけるの?
僕は、壁は低ければ低いほど嬉しいです。
歩道の縁石くらいの高さでも、エベレスト登るみたいな顔で仕事してます。
ハードル高い仕事はめんどくさいから。
意識ゴリ低い。
そんな僕が1番良いと思う歌詞は、どこでしょうか?
Mr.Children(ミスチル)「終わりなき旅」で1番良い歌詞はココだ!!!
カンナみたいにね 命を削ってさ 情熱を灯しては
また光と影を連れて 進むんだ
1番のAメロ。
結構ド頭の方に登場するんですが、あんま注目されないんですよね。
どう考えてもココが1番スゴくない?
壁登ってる場合じゃねえって。
ちなみに、カンナってわかります?
これね。
木を削るやーつ。
要は、1枚の分厚い板を薄くスライスしていく器具です。
桜井大先生は、「人生」を1枚の板に見立てて、毎日・毎時間、せっせと命を削っていく様子をカンナに見たわけですね。
感性おばけかよ。
しかも、これだけじゃないです。
「情熱を灯しては、また光と影を連れて進むんだ」とありますね?
「また」と言っているので、これまで何度も「光と影を連れて進んだ」わけですよ。
「光と影」が何かって話ですが、「楽しいこと&辛いこと」でしょう。
つまり、楽しいことも辛いこともあると分かりつつ、前へ進んでいます。
でも、辛いときが続くと、ときには「もうダメだ」とストップしてしまいますね?
で、ここで再起をかけるのが、「情熱」なんですよ。
しかも、ポエマー桜井は「情熱を灯す」と表現しています。
「灯す」という言葉から、「光と影」を連想させているわけですね。
どこまで練られているんだ。
カンタンにまとめちゃうと、「人生には楽しいことも辛いこともある。立ち止まってもいいけど、何度もリスタートしよう。」って話。
なんですが、これを「カンナ」「光と影」など全然関係ない言葉で表現できるのは、類まれなるセンスです。
センスおばけ。
Mr.Children(ミスチル)の歌詞は、比喩がスゴい。
割と最近の曲ですが、ミスチル「himawari」の歌詞も比喩がスゴいんですよね。
「想い出の角砂糖を涙が溶かしちゃわぬように」とか。
ただの砂糖じゃなくて「角砂糖」とすることで、想い出がギュッと圧縮されたイメージになっていますし、「砂糖=溶ける」という性質まで利用しています。
比喩おばけ。
比喩おじさん。
どうかしてるくらい良いので、別記事で紹介してます。
興味があればどうぞ。
Mr.Children(ミスチル)の歌詞は、練りに練られたチミツさを楽しもう
ここまで読んでもらって分かると思いますが、ミスチルの歌詞は「チミツ」なんですよね。
「ここの言葉って、この単語と結びついてるんだ!」
みたいなね?
そんな発見が多くあります。
「終わりなき旅」で言えば、「灯す」⇄「光と影」でしたね。
こうした言葉遊びを考えながら聴くと、曲の新たな一面を知ることができるのでオススメです。
ミスチルファンの方も、ぜひお試しあれ〜。
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