こんにちは、音楽漬け人間にょけん(@nyoken_box)です。
ここ数年、Suchmosの名前をよく聞きませんか?
どうしてSuchmosはこんなに売れたのでしょうか?
理由は、STAY TUNEのYouTubeのコメント欄に隠されていました。
先に結論だけ書いときましょう。
- 世代を超えて通用する音楽性
- 音楽好き度に関係なく伝わるグルーヴ
Suchmosが売れた理由①
世代を超えて通用する音楽性
代表曲「STAY TUNE」をYouTubeで見ると、コメント欄が面白いことになっています。
他の若手バンドに比べて、おじさま・おばさまからの評価が多いんですよ。
一部抜粋したものが以下。
おじさまたち、若いボーイズにメロメロですね。
ただ、中高年の方に限りません。
なんと、Suchmosは中学生のキッズたちからも絶賛されているんですよ。
Suchmosは世代を超えて好かれる音楽であると分かります。
僕が考えるに、Suchmosの曲って、中年にとっては懐かしく、若者にとっては新しいんですよね。
Suchmosは、90年代の大スター「Jamiroquai」の影響を受けていると公言しています。
※Jamiroquaiの曲です。めちゃくちゃSuchmosと似てる。
だから、90年代が青春真っ盛りだった人にとっては、懐かしい感じがするんですよ。
でも逆に、Jamiroquaiを知らない今の中高生にとっては、新鮮で現代的な音楽に聴こえます。
このように、世代によって違う良さを感じられる点が、Suchmosが売れた理由の1つです。
Suchmosが売れた理由②
音楽好き度に関係なく伝わるグルーヴ
STAY TUNEには、海外の方からも多くコメントが寄せられています。
「GROOVY」とか「GROOVE」という単語が出てきていますね。
これは、日本語で「グルーヴ」と表現される音楽用語です。
簡単に言うと、楽器の音を鳴らすときに、楽譜で表現できない程度の微妙なズレをあえて作ることで、「ノリ」を出す手法。
Suchmosにおいては、ベースがグルーヴを生み出しまくっています。
グルーヴの実態が分からずとも、「何かベースが他のバンドと違うぞ…?」と感じる人は多いです。
その証拠に
やたらとベースが注目されています。
グルーヴって、言葉じゃ説明しにくいけど、なんとなくで無意識的に伝わるものなんですよ。
皆さまが「ベースかっこいい」って感じる理由も、グルーヴがスゴいからなんです。
このグルーヴによって、音楽をBGMとして聴く人にとっては「なんか分かんないけどオシャレ」、音楽好きには「演奏技術がスゴい」と感じさせられるんですね。
てわけで、ライトな音楽ファンからディープなマニアまで惹きつけるグルーヴの存在が、Suchmosが売れた2つ目の理由です。
個人的に、若手邦楽3大グルーヴ神バンドがいます。
- Suchmos
- cero
- CHAI
ceroとCHAIについても記事を書いているので、見てください!
まとめ:
Suchmosはオールマイティーに評価される
上で見た2つの理由をまとめると、Suchmosの音楽は、オールマイティーに評価されていることが分かります。
- 中年→懐かしくてカッコいい
- 若者→新鮮でカッコいい
- 音楽ライトファン→なんかオシャレ
- 音楽ディープファン→演奏技術が神
- 海外の人→演奏がグルービーでカッコいい
Suchmosが売れた直接のきっかけは、HONDAのテレビCMにSTAY TUNEという曲が使われたことです。
これだけ幅広い層に評価される基盤を持ちながら、テレビCMで流れれば売れるのは当然。
特に、「よく分かんないけどカッコいい」と感じる音楽ライトファン層をグッと取り込めたのがデカいですね。
趣味の多様化が進みまくった現代において、実は1番多い層がこの「ライトファン層」ですからね。
なんにせよ、世代・音楽好き度・人種の全てに関係なく突き刺さる魅力が、Suchmosにはあります。
一聴するだけで「あ、天才だわ」ってなるので、まだ聴いたことない方は聴いてみてくださいね。
以下の記事で、アルバム全レビューをしているので、興味があればご覧あれ。
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にょけん