チャットモンチー解散。「染まるよ」聴いたら思い出が溢れてきた。

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こんにちは、音楽漬け人間にょけん(@nyoken_box)です。

2018年7月、チャットモンチーが解散します。

1stアルバム発売時から、ずっと大好きなバンドでした。

「染まるよ」を聴いたら思い出が涙と一緒に溢れてきたので、まとめさせてください。

自分語りみたいになりますが、僕にとって本当に大切なバンドなんです。

 

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「恋の煙」と「湯気」が僕に与えた衝撃

どこで聴いたか覚えていませんが、イントロを聴いた瞬間、

「かっけえ・・・」

となり、

サビ「当たりくじだけのくじ引きがしたい」の歌詞とメロディでノックアウト。

すぐに「このアーティストは誰だ!」と調べました。

どうやら「チャットモンチー」というらしい。

「恋の煙」を買い、カップリングの「湯気」も聴きました。

そしたら「恋の煙よりもさらにカッコ良くないか?」と。

とにかく衝撃続きでした。

「チャットモンチー=かっこいい」という方程式が成り立ち、これは解散まで覆ることはありませんでした。

「かわいい」ではないです。

「カッコいい」

です。

 

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実力も才能もホンモノと解らせた「シャングリラ」

 

先述したとおり、僕は「恋の煙」からチャットモンチーの魅力に引き込まれていきます。

そして、あっという間に「シャングリラ」がドラマ主題歌のタイアップに決定。

さらに、Mステ出演。

初登場で堂々たる演奏を披露し、実力と才能が世間に認知されます。

「女の子×楽器というイメージが大事で、実力はアクセント」みたいなイメージを一掃したんですね。

ここでも、「チャットモンチー=カッコいい」を痛感させてくれました。

バスドラ「ドン・ドン・ドン・ドン」で始まる曲は、今でも「シャングリラ」に聴こえてしまいます。

 

バラードの概念を変えた「染まるよ」

 

僕の中でバラードといえば、安室奈美恵さんの「CAN YOU CELEBRATE?」でした。

ゆったりしていて、一聴するだけで「ええ曲やぁ!!!」となるのがバラードだと。

一方で、「染まるよ」を初めて聴いた時の感想は、

「地味・・・」

超絶クールな「風吹けば恋」発売後だったため、より地味に聴こえたんですね。

しかし、1日経つとどうでしょう。

もう一度聴きたくなっています。

大人だから一度くらいタバコを吸ってみたくなって

蛍光灯に照らされたら悪い事しているみたいだ

地味だと感じたはずなのに、1回聴いただけでこの歌詞とメロディを覚えていました。

そして、2度・3度と聴くほどに、良さがわかってくる。

いわゆるスルメ曲(聴く回数に応じて味わいが出てくる曲)ですね。

僕が初めてこの感覚を覚えたのが、「染まるよ」でした。

「チャットモンチー=カッコいい」に加え、「すげえ」という尊敬・憧れの念も持つようになります。

 

「ここだけの話」で一種の到達点を迎えた

 

チャットモンチーにしか出せない音が1番詰まった曲です。

チャットモンチーは徳島出身ですが、この曲は「徳島弁をアレンジして曲にした」ような印象を受けました。

徳島弁って元々が歌っているようなしゃべり方で、かつ田舎や島の風景を匂わせるんですよ。

極端な話、生まれも育ちも埼玉の僕でさえ、「ここだけの話」を聴いて田舎と青空が浮かびました。

実際、レコーディングも徳島で行なっています。

徳島感が出る曲なんて、どんなに評価が高いアーティストでも作れません。

それこそ、グラミー賞を受賞するようなアーティストでも。

チャットモンチーは、自身のアイデンティティを、曲という得意分野で表現しきったんですね。

この曲で、「チャットモンチー=すげえ」のイメージが加速しました。

 

面白い曲が多いものの違和感があった「YOU MORE」

アルバム「YOU MORE」発売。

僕も買いましたが、「ここだけの話」が良すぎたこともあり、個人的には少し拍子抜けしました。

というか、違和感を感じたんですね。

何回かアルバムを聴くと、違和感の正体が判明しました。

「カッコいい」と感じる曲がなかった。

どの曲もタイトル通り「ユーモア」があって面白いのですが、「カッコいい」に繋がっていなかったんです。

僕の中のチャットモンチーは「カッコいい」と「すげえ」でしたから、ちょっと「うーん・・・」と感じてしまいました。

 

突然のクミコ脱退&2人での活動継続発表

チャットモンチー史上、最もショッキングな事件です。

ただ、「YOU MORE」で違和感を感じていた僕としては、不思議と「なるほどなぁ・・・」という気持ちが湧いていました。

クミコのコメントは、こんな感じ。

音楽に向かっていくパワーがなくなっている。それは、新しい音楽を生み出す上で致命的であり、えっちゃん、あっこちゃんと熱の差がある中で気持を偽りながら曲作りに向かうことは私にはできませんでした。

えっちゃん、あっこちゃんは、以下のようなコメントを出しています。

クミコの気持ちが少しずつ音楽から離れ、揺らいでいることに2人とも割と早くから気がついていました。

違和感の正体が、現実となって分かった出来事でした。

スリーピースバンドで1人脱退、それも抜けるのは土台であるドラム。

正直、「チャットモンチー自体も解散かなぁ」と考えました。

ただ、どうやら解散はしないらしい。

となれば、ファンの脳裏には疑問が浮かびます。

「ドラムは誰になるんだろう」

答えは、誰も想像できないものでした。

なんと、ベースのあっこちゃんがドラムを兼任して、2人で活動継続する。

まさかの展開。

クミコ脱退のショックは拭いきれないけれど、1つの「楽しみ」が芽生えました。

「チャットモンチーはどうなっていくんだろう・・・」という不安が、

「チャットモンチーはどうなっていくんだろう!!!」という期待に変わった瞬間でした。

僕の中の「チャットモンチー=カッコいい&すげえ」メーターは振り切れていましたね。

 

「音楽=自由」を体現した「変身ツアー」

2人体制になって初めてのツアー「変身ツアー」は、僕の転換期となりました。

当時大学1年の僕は、オリジナル楽曲制作サークルに入っていたんですね。

ただ、サークル内では「インディーミュージックこそが最高」という風潮が強く、必死にシューゲイザー・サイケっぽい曲を作る日々が続きます。

インディーミュージックは僕も好きですが、サークル内で「良い」と評される曲・バンドには偏りがあって、いつしか「サークル内で評価されるための音楽」を目指すようになっていました。

「音楽ってこんなにしんどかったっけ?」

モヤモヤした日々の中、僕はチャットモンチーの「変身ツアー」に行くわけです。

前述しましたが、ステージ上にはえっちゃん&あっこちゃん2人だけ。

あっこちゃんが右手・両足でドラムを操りながら、左手でキーボードを弾く。

えっちゃんがドラムを叩きながら歌う。(ドラムはあっこちゃんだけかと思っていたら、まさかのえっちゃんも!)

 

「本当に2人で成立させちゃうんだ・・・!」

僕の中で、常識が音を立てて崩れます。

 

1番衝撃だったのは、「ふたり、人生、自由ヶ丘」という曲。

あっこちゃんがベースをその場で録音&再生、ドラムを叩きだす。

えっちゃんは、ギターでコードを録音&再生、それに合わせてフレーズを弾く。

さらに、首にはタンバリンとホイッスルをぶら下げて、要所要所で叩いたり、吹いたり。

なんてカッコいいんだろう。

なんてひたむきなんだろう。

音楽への愛とパワーだけで突き進む。

チャットモンチーがステージで見せた姿は、悲壮感などかけらもありませんでした。

数日後、僕はサークルを辞めます。

僕に再び音楽の楽しさを教えてくれたのが、チャットモンチーでした。

 

バンドの新しいカタチを生み出した「男陣」と「乙女団」

「変身ツアー」を終えて、チャットモンチーはもう一段階「変身」します。

えっちゃん「ボーカル&ギター」

あっこちゃん「ベース」

という本分に戻り、サポートメンバーを入れるんですね。

ただ、サポートメンバーにも一癖あるのがチャットモンチー。

曲によって、サポートのメンバーを入れ替えるというのです。

具体的には

 

【サポートメンバー①】

男性2人の「男陣」(ドラム+キーボード&ギター)

 

【サポートメンバー②】

女性2人の「乙女団」(ドラム+キーボード)

 

男性らしい力強い曲は「男陣」、女性らしい繊細な曲は「乙女団」、といった具合にメンバーを変えるんですね。

時には、6人全員参加の曲なんかもあります。

2人という最小編成を終えた直後に、6人という大集団。

どこまでも音楽の可能性を追求する姿勢は、アスリートのようでした。

ちなみに今紹介した「君がその気なら」のサビの歌詞が最高です。

ウソをホントのように売ってしまわないで

ホントを笑いに変えないで

泣ける。刺さる。夢がある人には定期的に聴いてもらいたい曲。

 

チャットモンチーはカッコいいし、すげえ。

結局、僕にとってチャットモンチーはこの2つに集約されるんです。

そして、僕だけでなく、音楽を志す人や、音楽業界全体も同じように感じていました。

特に、チャットモンチーがガールズバンドシーンに与えた衝撃はとてつもないです。

紅白出場も果たした「SHISHAMO」、幻想的なロックを鳴らす「ねごと」、インディー界隈を賑わす「CHAI」

みんなチャットモンチーに影響を受けたと言っています。

解散という事実はショックですが、チャットモンチーのカッコよさは永遠に続く。

そして、チャットモンチーに憧れて素晴らしい音楽を生み出す人は、今後も必ず現れます。

チャットモンチーが残した財産を忘れず、僕は新たな2人のファンでもあり続ける。

最後に、解散コメントからの抜粋をご覧ください。

この度私たちは、2018年の7月をもってチャットモンチーを完結させようと思います。

(中略)

チャットモンチーという名前を脱いだ方が新しいところへいけるのではないかと思い始めました。

解散ではなく、「完結」と表現するところがチャットモンチーらしいですね。

「チャットモンチーとしてやれることはやった」という満足感を含めて、「完結」なのでしょう。

実際、2人のさらなる境地に期待している自分もいます。

今日も「染まるよ」を聴いて寝よう。

 

チャットモンチーは各種ストリーミングサービスで聴けます▼

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