こんにちは、音楽漬け人間にょけん(@nyoken_box)です。
今日はギター初心者の方向けの記事です。
タイトルにもありますが、ギター初心者が躓くド定番「Fコード」
これはもう永遠のテーマです。
E・C・A・Gあたりを押さえられるようになって、「オラにこんな才能が…!」状態の皆さんをあざ笑うかの如く現れし「F」
友達のタケルくんがFにイラついて2弦を噛み切ったのも良き思い出。
今回、そんなFコードを攻略する3ステップを紹介します。
目次は以下の通り。
Contents
予習「Fコードの押さえ方について」
まずは敵を知りましょう。
Fは他のコードと何が決定的に違うのか。
ちょっと定番のコードを見てみましょう。
Cコード

実際にはこう。

Gコード

実際にはこう。

うむうむ。
Fコード



どうした人差し指。
突然変異にビビりますね。
CやGは各指先、いわば「点」で押さえられればOkでした。
一方、Fは「線」で押さえる必要がある。
頑張っていきましょう。
ステップ1「中指・薬指・小指で”E”を鳴らす」
難関の人差し指は置いておき、まずは「中指・薬指・小指」をマスターしましょう。
有益な練習方法がございます。
人差し指を使わずにEコードを押さえる。
これです。
Eコードを見てみましょう。

Eコードを押さえるとき、画像の指配置で覚えませんでした?
これを変えます。
- 3弦1フレット:人→中
- 4弦2フレット:薬→小
- 5弦2フレット:中→薬
実際に画像で見てみると、

ではなく、

こう!!!
これで押さえてください。
もう1つ注意点があります。
それは、親指は突き出さず、立てて1フレット真裏のやや左に添えること!
画像で説明するとこんな感じです。
ダメな例

良い例

初めは違和感あると思いますが、Fを倒すためのレベル上げ作業です。
このフォームでEを鳴らせるようになれば、ぶっちゃけFは7割できたようなものです。
ステップ2「Eを1フレット右にずらす」
ステップ1のフォームでEを押さえられるようになったら、それをそのまま右に1フレット右にずらしましょう。
要はステップ1で押さえた位置を以下のように変えます。
- 中:3弦1フレット→3弦2フレット
- 小:4弦2フレット→4弦3フレット
- 薬:5弦2フレット→5弦3フレット
これは比較的スムーズにできるでしょう。

※画像分かりにくいですけど、人差し指は浮いてますこれ。
上から見るとこう。

人差し指は適当でいいですが、ここでも親指は立てて2フレット真裏のやや左をキープです!
ステップ3「人差し指で1・2・6弦を押さえる」
さぁいよいよです。大ボス「人差し指」
ただ、安心してください。
ステップ1・2を越えたあなたなら余裕です。
人差し指で注目すべきは「指先」
え?????
人差し指の側面全部使うんじゃないの?
いえいえ、意外と重要なのは「指先」なんです。
正確には”指先の側面”
静かにしてほしいとき、人差し指を顔の前に持ってきて「しーっ」てやるじゃないですか。
あれを左手でしたとき、鼻に当たる部分です。

ここで6弦1フレットを押さえましょう。

はい。こうです。
次に、上の状態からそのまま人差し指で1・2弦を押さえましょう。
このとき人差し指を手前に引くと同時に、2フレット裏の親指をグッと押すとうまく行きやすいです。
なんとこれでFに必要な部分は全て押さえられています。
え!!!!!
側面全然使ってないじゃん!!!
そう。
側面なんか無理して使わないで良いのです。
人差し指で押さえるのは1・2・6弦の3つだけ。
だって、3・4・5弦は別の指で押さえてますから。
残った弦だけをカバーしてあげれば、必然的に音は鳴るのです。

Fコードの練習として、「まずは人差し指で1~6弦をしっかり押さえましょう」が鉄板ですが、僕は非効率だと感じます。
だって、どんなに頑張って1~6弦を押さえても、3~5弦は別の指で押さえられちゃうから。
繰り返します。
Fコードにおいて人差し指で押さえるのは「1・2・6弦だけ」
これさえ覚えとけば心に余裕が持てます。
ステップ4(おまけ)「日常的にFコードのフォームを練習する」
1度Fを押さえられるようになっても、これが身につくには多少の時間がかかります。
なぜなら日常では絶対使わない手のフォームだから。
ですから、日常でも練習しちゃいましょう。
右腕(左利きの方は左腕)をギターのネックに見立てれば、いつでも練習可能です。
サラリーマンは通勤電車の中で、学生は授業中ヒマなときに、自分の腕でFコードのフォームを身に着けちゃいましょう。
恥ずかしければ「腕が痒いなあ」みたいな一芝居を入れましょう。
Fコードの押さえ方で腕を掻くフリすれば「ハンマリング&プリング」の練習にもなりますよ。
まとめ
Fコードを押さえる3ステップを復習します。
- 「中指・薬指・小指」でEコードを押さえる。
- ステップ1で押さえた指をそのまま右に1フレット分ずらす。
- 人差し指は「1・2・6弦だけ」を押さえる意識。
意外と重要なのが「親指の位置」です。
これには気をつけましょう。
最後にコードに関して初心者におすすめの本を2冊ご紹介します。
▼コードを感覚的に理解したい人はこちら。
図が多くて、パッと見でコードの仕組みが分かる点が良いです。
その割にカバー範囲も広いので、1冊持っているだけで応用が利きます。
▼理論的な話も欲しいけど小難しいのは嫌な人はこちら。
初心者向けの解説がメインなので、読み進めやすいです。
ギター・マガジン出身者の方の本なので、知識量は間違いないですね。
読み終わると、指板の見え方が全然変わって面白いですよ。
余談
ここまでFコードの押さえ方を見てきましたが、やはりそう簡単にはいかないはずです。
辛くなったらFのムカつく顔を思い出してください。
嫌いな人の写真をA3で印刷&額に”F”と書いて壁に貼りましょう。
「絶対潰す」というモチベが出せれば御の字。
嫌いな人がFの付く名前だったらなお良しですね。
僕は虫が嫌いなので「ファーブル」をイメージしてました。
「何が昆虫記だクソが!気持ち悪いんじゃボケ!」って思いながら押さえてました。
本日は以上です。
全てのギタリストに幸あれ。
にょ犬🐕