こんにちは、元酒造メーカー社員にょけんです。


こんなあなたの疑問に答えます。
とりあえず3行でまとめると、
- 大吟醸など「大」がつくと高価
- 「純米」がつくのは、原料が米だけ
- 「吟醸」がつくのは、吟味された米
こんな感じ。
詳しく見ていきましょう。
日本酒の種類一覧

日本酒の種類を分けるのは、「原料」と「精米歩合」です。
「精米歩合」は後で解説するので、まずは原料に注目しましょう。
ひとまず、「純米」ってつくやつは原料が米オンリーで、それ以外は醸造用アルコール入りって覚えましょう。
種類 | 原料 | 精米歩合 | 製造方法 |
本醸造 | 米・米麹+ 醸造用アルコール |
70%以下 | ー |
特別本醸造 | 60%以下 | 特別な製造方法 | |
吟醸 | 60%以下 | 吟醸づくり | |
大吟醸 | 50%以下 | 吟醸づくり | |
純米 | 米・米麹 | 70%以下 | ー |
純米吟醸 | 60%以下 | 吟醸づくり | |
純米大吟醸 | 50%以下 | 吟醸づくり | |
特別純米 | 60%以下 | 特別な製造方法 |
わかりにくいのが「精米歩合」と「吟醸づくり」ですね?
精米歩合って?
日本酒ってのは米を磨いて作るんですが、「精米歩合」は米を残す割合のことです。
注意すべきは、「米を磨いた割合ではない」ってことですね。

例を示すと、
- 精米歩合が55%→米を全体の55%残すので、吟醸酒
- 精米歩合が39%→米を全体の39%残すので、大吟醸酒
こんな感じです。
獺祭とか、名前が分かりやすいですね。
以下の獺祭は「磨き三割九分」と書いてあるので、精米歩合が39%(50%以下)で大吟醸酒と分かります。
まぁ、「名前に『大』がつくものは米をいっぱい磨いているので高価」と覚えておきましょう。
吟醸づくりって?
お酒にする米を、酒蔵が吟味して作る製造方法です。
こちらも、「名前に『吟醸』とつくものは米を吟味しているから高価」と覚えましょう。
まとめると、「大」と「吟醸」がつく大吟醸酒が高価ってわけですね。
さらに、「純米」大吟醸酒であれば、米のみを使っているということです。
日本酒業界が決めた種類わけ

上記で述べたのは、法律上の違いです。
この他にも、日本酒には業界独自の種類わけがあります。
- 原酒…製造後に水を加えていない
- 生酒…製造後に加熱していない
- 生貯蔵酒…製造後に加熱せず貯蔵し、出荷時に加熱する
- 生一本…純米酒、かつ単一の製造所のみで製造している
- 樽酒…木の樽で貯蔵し、木の香りがついている
- 長期熟成酒…3年以上貯蔵して熟成させる
フルーティで飲みやすい日本酒はどれ?

「日本酒の種類分けはわかったけど、結局飲みやすいのってどれなの?」
酒蔵の個性に夜のはもちろんなんですが、僕は基本的に「精米歩合39%〜55%くらいのお酒」が1番飲みやすいと感じます。
39%以下だとより日本酒らしいコクがある味になり、60%以上だとアルコール臭くなるイメージ。
ちなみに、飲みやすい銘柄については以下にまとめていますので、興味があればどうぞ。
他のお酒まとめ

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