【スピッツの歌詞解釈】vol.1「涙がキラリ☆」

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こんにちは。

スピッツファンクラブ会員のにょ犬@nyoken_musicboxです。

今回は「涙がキラリ☆」の歌詞を紐解きます。

 

「涙がキラリ☆」

収録アルバムは11th「ハチミツ」

 

最終セールスは98万枚で惜しくもミリオンに届かず。非常に惜しい!

今から2万枚売り上げるためにも(?)全力で魅力を語っていきます。

 

前提

解釈に説得力を持たせるために、著書「スピッツ」の情報を基に意味を考察しています。

※著書「スピッツ」とは

1stアルバム「スピッツ」から8thアルバム「フェイクファー」まで、メンバーのインタビューを網羅した最強アイテム。

 

念頭に置いてほしいのは、以下の3つ。

  1. コンセプトは「七夕応援ソング」
  2. 17歳の少年の心情を歌った曲。
  3. 歌詞中の2人は肉体関係がない。

全てマサムネさんがインタビューで応えていたことです。

①リリース日が7月7日だったこと、マサムネが「クリスマスよりも七夕の方がロマンチック」と考えていたこと、から七夕応援ソングになった。(ちなみにタイトルの「☆」も七夕を連想させるためにつけている。)

②サビの「俺が天使だったなら」は、「自分が天使だったらホーリーな気持ちで夜をすごせるのに、やましい気持ちが出てきてしまう」という意味。

③2人は肉体関係がないからこそ「本当はちょっと触りたい」などの歌詞がよりエッチな感じをさせる。

 

上記3つから、テーマは「七夕に女子の前でエッチなことを考えてしまう初々しい男子」です。

スピッツでここまで明確なテーマがあるのは珍しいと思います。

なお、17歳の少年の心情を七夕に絡めているので、歌詞中の俺を「彦星」、君を「織姫」と考えると内容が分かりやすいです。

 

1番Aメロ

目覚めてすぐのコウモリが

飛びはじめる夕暮れに

バレないように連れ出すから

カギはあけておいてよ

前半2行にマサムネさんらしさが詰まっています。

コウモリは冬眠するので春〜夏に動きます。飛んでいるのが夕暮れとなると、日が長い「夏」でしょう。

つまり言いたいことは「季節が夏」ってことだけなのですが、遠まわしに情景が伝わるように工夫しています。

コウモリが赤い空を飛ぶ様子を書くことで、聴き手に勝手に「夏」を連想させているんですね。

夏を表現するには「夏」という単語を使えば簡単ですが、それでは歌詞としてツマラナイです。

 

他の考察サイトでは「コウモリ=主人公(俺)」という解釈が多いのですが、自分的にはしっくり来ません。

七夕がテーマの曲で自分をコウモリに置き換える必要性が浮かばないんですよね。

 

1番Bメロ

君の記憶の片隅に 居座ることを 今決めたから

弱気なままのまなざしで 夜が明けるまで見つめているよ

こちらも遠回しな表現がグッドですね。

主人公は彦星なので、夜が明けたら1年間は織姫に会えない。

ですから、「離れても忘れないでほしい」と思うわけです。これを「記憶の片隅に居座る」と言っています。

そして、固い決意と裏腹にまなざしは弱気。それでもしっかり見つめています。

頑張れ彦星!!!って思っちゃいます。

 

1番サビ

同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら

星を待っている二人 せつなさにキュッとなる

心と心をつないでる かすかな光

一読しただけでキュンキュンしますね。

見逃しそうですけど、「同じ涙」の解釈が意外と難しい。

「俺の涙が君から流れている?ホラーか・・・?」てな具合で、そのまま捉えようとするとピンと来ません。

僕は「2人が同じ理由で流した涙」のことだと考えます。

「1年ぶりに会えた喜び」「また1年離れる悲しみ」

2つが入り混じった涙を両者が流している。

そんな描写に思えます。

 

「俺が天使だったなら」は冒頭にも書いた通り、

「俺が天使だったなら不純な気持ちを持たずに夜を過ごせるのに」ということです。

 

続く「星を待っている2人」は

不純な気持ちがありつつも、もじもじしながら空を眺めて「本物の彦星と織姫」が現れるのを待っている様子でしょう。

 

最後の「心と心を繋いでる かすかな光」は「天の川」を指しています。

七夕は、1年に1回、天の川が彦星と織姫を繋ぐことで会えるという筋書きですからね。

「かすかな光」は、天の川自体は光り輝いているが、1年に1回だけしか現れないため心細く、あえて逆説的な表現を用いているのだと考えます。

 

2番Aメロ

浴衣の袖のあたりから 漂う夏の景色

浮かんで消えるガイコツが 鳴らすよ恋のリズム

「浴衣」に関しては、七夕にリリースと決まって無理矢理歌詞に入れたとマサムネが言っていました。笑

ただ、浴衣というワードから「袖」をチョイスして、

さらにそこから「夏の景色が漂う」と感じ取るセンスですよね。。。

マサムネ自身も認めていますが、相当マニアックなフェチをお持ちのようです。

 

「ガイコツ」に関してもインタビューで応えていました。

社会的にタブーとされているような「魔」の匂いがするものを引っ張り出すことに快感があり、良く使ってしまうそうです。

「魔法」「魔女」「月」なんかもその一環とのこと。

「ガイコツ」がタブーを連想させるのであれば、

やはり曲のテーマ的にも「エッチな妄想」を示しているのではないでしょうか。

「エッチな妄想が浮かんでは振り払う、ということを繰り返して心臓がバクバクする」なんて意味では。

 

他の考察サイトでは「ガイコツ」=「これまで別れた彼女の像」って解釈も多いですが、深読みしすぎではないでしょうか。

再三申し上げている通り、「17歳ピュアボーイ」の歌ですからね。彼女なんかいたことないはずです。

スピッツの歌詞って結構いろんな人が怖い解釈を当てはめがちなのですが、

この曲に関してはマサムネさん自身が「17歳の心情」と明言していますからね。

これくらいの解釈が順当なのではと感じます。

 

2番Bメロ

映し出された思い出は みな幻に変わってくのに

何も知らないこの惑星は 世界をのせて まわっているよ

ここは「七夕」という点さえ押さえれば割とストレートなのでは。

前半は、「1年会えない間にたくさん妄想したことが全然現実にならないこと」

後半は、「地球は2人が1年会えないことなんて知る由もなく、無情に回り続ける」という意味。

 

2番サビ

同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら

本当はちょっと触りたい 南風やって来い

二度と戻らない この時を 焼きつける

同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら

星を待っている二人 せつなさにキュッとなる

心と心をつないでる かすかな光

1番と違う部分のみ抜粋します。

まずは「本当はちょっと触りたい」

こちらマサムネもゲキ押しのフレーズです。

ハチミツリリース時のインタビューにて、このフレーズは「もう一度抱きたい」と言うよりも「100倍エッチ」とおっしゃっています。笑

「君のおっぱいは世界一」、「君のヌードをちゃんと見るまでは僕は死ねない」に続く、マサムネ変態ド直球シリーズです。

「南風やってこい」「風が吹いて肌寒くなれば触れるかもしれないのに!」ってなとこでしょう。

「二度と戻らないこのときを焼き付ける」もストレートですね。

文字通りの意味ですが、「1年に1回しか会えないという状況」が乗っかることで重みが増しています。

 

まとめ

「涙がキラリ☆」の歌詞には、全編通して初々しさがにじみ出ていました。

「七夕に女子の前でエッチなことを考えてしまう初々しい男子」を、こんなにも美しい言葉たちで表現できるとは。

しかも、これを作った当時のマサムネさんは28歳。

アラサーでよく少年の心情になりきれるものです。感服。

 

 

 

にょ犬

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