こんにちは、スピッツファンクラブ会員にょけん(@nyoken_box)です。
スピッツの「涙がキラリ☆」を知っていますか?
サビ「同じ涙がキラリ〜」のメロディが印象的ですが、実は歌詞もメッチャ良いんですよ。
そこで、今回は著書「スピッツ」内における草野マサムネのインタビューを基に、涙がキラリ☆の歌詞解釈を述べていきます。
1stアルバム「スピッツ」から8thアルバム「フェイクファー」まで、メンバーのインタビューを網羅した本。
スピッツファンのマストアイテム。
「涙がキラリ☆」のテーマは?
歌詞本編の前に、「涙がキラリ☆」のテーマを紹介しましょう。
ずばり、「七夕の夜、好きな女の子の前でエッチな妄想をしてしまう17歳男子」です。
詳しく説明しますね。
マサムネは、インタビューで以下のように発言していました。
- 七夕応援ソング
- 17歳の青年の心情
- 肉体関係はなし
1つずつ見ていきましょう。
①七夕応援ソング
マサムネは「七夕はクリスマスよりロマンチック」と感じていたため、七夕応援ソングとして「涙がキラリ☆」を作りました。
ちなみに、発売日は7月7日で、タイトルの「☆」も七夕を連想させるためにつけました。
② 17歳の少年の心情
サビの「俺が天使だったなら」は、「自分が天使だったらホーリーな気持ちで夜をすごせるのに、やましい気持ちが出てきてしまう」という意味だ(マサムネ談)
そうですか。
変態ですね。
純心と邪念が混じり合う17歳を題材にしたようです。
③ 肉体関係がなし
マサムネ「肉体関係がないからこそ、2番の『本当はちょっと触りたい』の歌詞がよりエッチだ」(キリッ
ちょっと何言ってるか分かりませんね。
さすが変態です。
以上をまとめると、「七夕に女子の前でエッチな妄想をしてしまう17歳男子」というテーマが見えましたね?
もうひとつ、重要ポイント。
七夕がテーマなので、歌詞中の「俺=彦星」、「君=織姫」と考えましょう。
それでは、歌詞を初めから見ていきます!
1番:Aメロ 「夏の夕暮れに織姫を連れ出す彦星」
目覚めてすぐのコウモリが
飛びはじめる夕暮れに
バレないように連れ出すから
カギはあけておいてよ
前半2行ヤバい。
コウモリが活発な季節は夏。
夕暮れを飛ぶコウモリを描くことで、聴き手に「夏」を連想させています。
夏を表現するのに、一切「夏」という単語を使わないんですよ。
すごいです。
他の考察サイトでは「コウモリ=主人公(俺)」という解釈も多いですが、自分的にはしっくり来ません。
七夕がテーマの曲で、自分をコウモリに置き換える必要性がないんですよね。
1番:Bメロ 「織姫の記憶に残りたい彦星」
君の記憶の片隅に 居座ることを 今決めたから
弱気なままのまなざしで 夜が明けるまで見つめているよ
織姫とはまた1年間会えないから、記憶に残るほど鮮烈な何か(意味深)をしてやろうと言っています。
ただ、固い決意とは裏腹に、まなざしは弱気。
それでも何とか見つめています。
頑張れ彦星!!!
1番:サビ「天の川を見ながら涙を流す織姫と彦星」
同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら
星を待っている二人 せつなさにキュッとなる
心と心をつないでる かすかな光
「同じ涙」って、意外と解釈が難しくないですか?
僕は「2人が同じ理由で流した涙」と考えます。
「1年ぶりに会えた喜び」
「また1年離れる悲しみ」
2つが入り混じった涙を、織姫と彦星の2人がキラリと流している。
そんな描写。
続く「俺が天使だったなら」は、冒頭にも書いた通り。
「俺が天使なら邪念なしでキミと夜を過ごせるのに」ということです。
最後の「かすかな光」は、「天の川」
天の川そのものは光り輝いていますが、年に1回だけしか現れない心細さから、あえて「かすかな」と述べているのでしょう。
2番:Aメロ 「1年間妄想ばかりだった彦星」
浴衣の袖のあたりから 漂う夏の景色
浮かんで消えるガイコツが 鳴らすよ恋のリズム
「浴衣」は、七夕リリースが決まってから無理やり歌詞に入れたとマサムネが言っていました。笑
ただ、浴衣というワードから「袖」をチョイスして、「夏の景色が漂う」と感じ取る変態性はさすがですよね。
浴衣といえば花火か祭りが相場ですよ、普通。
袖って。
ド変態か。
後半の「ガイコツ」に関しては、インタビューで応えていました。
マサムネは、「タブー」とか「魔」の匂いがするものを引っ張り出すことに快感があるそうです。
「魔法」「魔女」「月」とか。
「ガイコツ」がタブーであれば、曲のテーマ的にも「エッチな妄想」を暗示しているのではないでしょうか?
つまり、「浮かんで消えるガイコツ」とは「エッチな妄想が浮かんでは振り払う」ということ。
他の考察サイトでは、「ガイコツ」=「これまで別れた彼女の像」って解釈も多いですが、深読みしすぎでは?
スピッツの歌詞は怖い解釈をされがちですが、「涙がキラリ☆」に関しては、マサムネが「17歳の心情」と明言していましね。
2番:Bメロ 「妄想が全然実現しない彦星」
映し出された思い出は みな幻に変わってくのに
何も知らないこの惑星は 世界をのせて まわっているよ
「七夕」というテーマを意識しましょう。
前半は、「会えない1年間にたくさん妄想したことが、全然現実にならない」こと。
後半は、「地球は今日(七夕)の大切さを知る由もなく、無情に回り続ける」という意味。
2番:サビ 「何としても織姫に触りたい彦星」
同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら
本当はちょっと触りたい 南風やって来い
二度と戻らない この時を 焼きつける
同じ涙がキラリ 俺が天使だったなら
星を待っている二人 せつなさにキュッとなる
心と心をつないでる かすかな光
1番と違う部分を抜粋します。
まず、「本当はちょっと触りたい」
マサムネもゲキ押しのフレーズ。
冒頭でも触れましたが、このフレーズは「もう一度抱きたいの100倍エッチ」だそうです。マサムネ(変態)談
「君のおっぱいは世界一」
「君のヌードをちゃんと見るまでは僕は死ねない」
これらと並ぶ、堂々のマサムネ変態アワード受賞フレーズ。
しかも、「南風やってこい」と、風にかこつけて触ろうとしています。
主人公が17歳じゃなくて45歳男性とかだったら恐いです。
「南風やってこい」と願う顔がマジのやつ。
「二度と戻らないこのときを焼き付ける」は文字通りですが、「会えるのが年に1回」という状況で重みが増していますね。
「涙がキラリ☆」歌詞まとめ
重要要素だけピックアップすると、以下の通り。
- 「夏の夕暮れに織姫を連れ出す彦星」
- 「織姫の記憶に残りたい彦星」
- 「天の川を見ながら涙を流す織姫と彦星」
- 「1年間妄想ばかりだった彦星」
- 「妄想が全然実現しない彦星」
- 「何としても織姫に触りたい彦星」
- 「天の川を見ながら涙を流す織姫と彦星」
全編通して、「初々しさと変態のうねり」って感じですね。
当時、マサムネは28歳の立派なアラサー男子ですが、17歳ピュアボーイの心情になりきれるあたり、やはり天才です。
ちなみに、「涙がキラリ☆」は曲も最高で、作曲のお手本になります。
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